男の子

なんでか私はかわいいおもちゃを買えない。いつも幾何学ぽいものを選んでしまう（手前２点が最近買ったもの）。ちゅう太が女児じゃなくてよかったかもしれない


むかしは産むなら女の子がいいと思っていた。男のことはよくわからないし、あんまり好きじゃなかったからだ。だが夫と知り合ってから、こういう男の子なら育ててみたいと思った（夫が子供っぽいとか、夫が母性本能を刺激するとかいう意味じゃなくて、こういう男になるのならいいなという目標を初めて見た※）ら、予想通り男児が産まれたのはよくできた話である。

※夫が完璧な人、という意味ではない

巨頭系

平成のベビー服

いとこからもらったおさがりのナイキのサッカーのユニフォーム型ロンパース。誰だか知らないがブラジルの背番号６番。かっこよく引き締まってみえるので巨頭が目立って恥ずかしい。just do it!


美乳児ともてはやしていたのは早くも過去の話となり、最近はちゅう太の頭の巨大さに悩む日々である。抱っこして写真を撮ったら私の顔の大きさとたいして差がなかったのだ。この連休にドライブをし食事処に入ったら、隣の席に小さい男の子がいて、その家族らが「まあ赤ちゃんよ」「かわいいわねえ」とかいってその男児とちゅう太を触れ合わそうとするのだが、どう見てもちゅう太のほうが大きくて強そうで、「あかちゃん…」とかつぶやいて近づこうとするその男児もこころなしかおびえている。「ぼくは何歳？」と尋ねてみたら「にさい」と言われてショックだった。食事処で忙しそうに働いている人たちの中に４頭身くらいの巨大な娘さんがいて、将来ああなるのかなあ、とか考えながら今「巨頭」でぐぐったら「巨頭症」という病名がでてきてさらにショック。でも「単に家系的に頭が大きい場合もある」というようなことも書いてあり、そういえば夫も赤子時代は巨頭、いや今も頭でかいけど背が高いから遠近感で気付かれにくい、ちゅう太の背が伸びるように牛乳をたくさん飲ませようか、でもそれでさらに頭だけ巨大になったらどうしようと、半笑いになりつつも悩んでいるのは本当だ。

アラフォー

新聞（を広げ、くるまり、破り、食べるのが）好き



日焼けした手の甲に血管が浮き出て老婆のようだ。実家に行ったとき（産後初めて会った）兄に「５歳も老けたような」と言われたが、実際この夏は少し痩せたせいもあって一気にシワが増えついでに白髪が増え、老けこんだ。ちゅう太がつるつるすべすべのピッチピチ、水をはじき顔についたシーツの跡もすぐ消える、文字通りの赤ちゃん肌なもんだから惨めさもひとしおだ。そして今月はとうとう40歳になる。ああ……。ちゅう太が10歳になったら私は50歳。授業参観でちゅう太に恥をかかせないようにまだまだがんばらないといけないはと思うが1000円カットの常連になるのはやはりやめたほうがいいか。ベースがダメなのに表層を若造りするのはみっともないと思うが、ベースのために何をどうしたらいいものか。なんてことを毎年この時期になると考えているような気がするが、なし崩しになっていくのも例年のことで、結局どんどん年寄りになっていくしかない。

夜ぐずり

昭和のベビー服４

写真が小さくて見にくいと言われてしまった。すみません。どの画像もクリックすると大きくなります

巨頭児ちゅう太が最近夜になるとぐずぐずいってなかなか寝ない。ばうーばうーとうなって体をねじり転がりながら手を口に入れたり何か（ハンカチ・おもちゃ・私の腕）をかじったり頭をかきむしったりしてよだれをたらしている。赤ん坊だから笑って見てられるけど大人がやってたらこわくて逃げだしてしまうだろう。２本目の歯もはえてきたので、なんか痛痒いみたいな感じでイヤなのかもしれない。もしくはどんどん大きくなる頭の骨がムズムズするのかもしれない。でも本当のところはわからないので想像するしかない。ちゅう太の気持ちを知りたい。６か月になったらベビーサイン（赤ちゃん用の手話みたいなもの）を教えようと思っていたが、ちゅう太は成長を１カ月先取りしてるから先日からもう始めている。とりあえず「おっぱい」「おしまい」「痛い」「パパ・ママ」のサインを見せながら当該行為を行っているのだがまったく反応がない。体がでかいからって中身までは期待できないか。

生後５か月

昼寝してると思って目を離したすきにこれだけ移動している


洗濯物をとりこもうとしたらタオルの裏側にくっついてたらしいセミがジジジジ飛び出してきたので悲鳴をあげたり、網戸についてた小さな卵から小さなてんとうむしが産まれていてそれがちょうど網戸の網の目と同じくらいの大きさなので中に入ってこないよう必死で指で押し戻したりしている残暑の候である。ＰＭＳ期が過ぎたら、先日０歳児の集いでうまくしゃべれなかった件も「よく考えたらけっこうしゃべってたじゃん」とか思い直したりして、でも本当のことはだれにもわからない、事実と真実、実感と客観などについて考えたりしてみるがちゅう太が騒がしいのでもうどうでもよくなる。
ちゅう太は今日で生後５か月、ますます頭が大きくなりなんだか恐ろしい。体は１歳児、頭（のデカさ）は２歳児、でも能力は５カ月児。背が高くなればいいけど頭の大きいだけの人になったらどうしようかと思う。健康であればとか命さえあればなんていうけど、今現在健康で命があるもんだからついそれ以上を望んでしまうものだ。最近のちゅう太は手のひらでなんでもペチペチ叩く。添い寝で乳を飲みながら乳房をペチペチ叩く。と思ったら突然反転して隣に寝ている父親の腹をペチペチ叩く。父に逃げられると自分の股（おむつが尿を吸ってパンパンにふくらんでいるところを）ペチペチ叩く。バカみたいでかわいい。

帰ってきたＰＭＳ

うれしいことと、残念なことがあります。前者は、産後は生理痛が消滅したこと。まったくどこも痛くない。生理用品のＣＭのようにさわやかアクティブである。すごい不思議な感じだ。
後者は、産後もＰＭＳは変わらずあるのがわかったこと。先日また０歳児の集いに行ってきたのだが、今回はなんだか妙に落ち着かなくてうまく話せず、すごく凹んで家に帰り、そしたらちゅう太のこともなんだか他人のようで、そばにいても遠くにいるように感じられ、やたらドカ食いしたり後悔したり遠くに行きたいとか消えたいなあとか考えているので変だなと思ったら、これは久しぶりのＰＭＳ症状だと気づいた。今日はだいぶ回復したのでちゅう太も元通りかわいくなった。

私たぶん更年期に発狂するだろうなー

離乳食は他人のはじまり

親子３人川の字で寝ていても、ちゅう太の寝相が悪くいつのまにかＨの字になっている


ちゅう太に一日一回人間の食物を消化する訓練をさせている（母乳もまだ飲んでいる）。
これまでにパンがゆ（パンを牛乳で煮たもの）のほか、味噌汁・つぶした豆腐・つぶしたかぼちゃ・つぶしたさつまいも・つぶした納豆・つぶしたしらす・麩などを、つぶした粥にまぜたりして与えてきた。あとあまりに退屈で文句を言われたときに、つぶした巨峰・つぶしたバナナ・桃や梨のうすめた果汁などをレジャーとして与えた。離乳食はめんどうだと思っていたけど、ほんの少量の食べ物をつぶしたりまぜたりする作業はままごとみたいで楽しい。ちゅう太は今のところなんでも素直に食べる（ダラダラこぼしはするけど）。するとうんちの質感とにおいが変わってきた。
私の母乳だけで3.5キロから８キロ超まで大きくなったちゅう太は、文字通り血肉を分けた存在だったが、私以外のものから栄養をとって大きくなった分は、浮気者・裏切り者他人という感じだ。
母乳のうんちはくさくなかった。手につこうがなんだろうが汚いと思ったことはなかった。このごろはおむつを開くたびにどんなにおいか・どんな色形のが出ているかとスリルを感じる。