この映画に登場するローマのヴェネト通りは新婚旅行で行った。47年前の映画に出てくる街並みと、去年見たローマの街並み、全然変わってないのがなんだかすごい。旅行に行く前にこの映画を観ておくんだった。予備知識なしで観たので、上流階級の退廃を描いたような映画かと想像していたら、わりとストレートな青春映画だった。若さゆえ~♪と口ずさみたくなるような。マルチェロ・マストロヤンニはデイリーポータルZの林雄二さんに似ている気がした。でもマストロヤンニは「色男」で、林氏は「パーツの濃密な人」だ。ふしぎ。林氏がイタリアに生まれていたら、マストロヤンニが日本に生まれていたら、など余計なことを考えてしまい集中できなかったが、ラストの海岸のシーンはとてもよかった。
最近パソコンの電源がすぐ落ちる、と思っていたら、おととい、アダプタのコードが破けて中から細い銀色の針金みたいのがどんどん出てきて、あせってガムテープとか巻いているうちにPCは二度と立ち上がらなくなった。しかし一日おいて今日新しいアダプタが届いたので、復活した。でもなんかPC本体のコード挿す穴自体もゆるくなってるみたいで、不安定だ。
それにしても先日確定申告書(B)を書き上げたはずなのだが、添付書類がやたら多くて、何度コピーを取りに行っても帰ってくるたびに足りないものに気づく。何度もコンビニに通ってやっと揃ったと思ったら、致命的な計算間違いを発見、またやり直しだ。でもどう調べても計算方法がわからない部分がある。それもこれも国税局のサイトの譲渡所得自動計算機能がエラーになってるせいだ。もうサービス復旧まで待つことにする。
以前友達にもらった苔玉のアイビーを枯らしてしまった。アイビーの葉は全部落ちてしまい、苔だけはかろうじて緑色を保っている状態。調べたら、水のやりすぎだったようだ。普段の水やりは霧吹き程度でよかったのに、深めの容器に入った苔玉だったので、半分水没させて常に水を絶やさないようにしていた。可愛がっているつもりが虐待していたようなものだ。水から引き上げ、枯れ果てた枝をカットして玉を丸坊主にし、ただの苔として鑑賞してみた。そしてよく見たら、苔の表面から何かわからないけど小さな芽が出ている(写真矢印)。この芽を信じて育ててみようと思う。
今日は天気が荒れると聞いていたけどあえて出かけた。久々に映画館で映画を観ようと思ったからだ(水曜レディースデー1000円)。まず日暮里で住民票除票をもらってから、日比谷で映画観て、最後は上野の美術館に(夫母からもらったタダ券があったので)も行けた。心配していた天気は案外たいしたことなくて、雨は霧雨程度でほとんどカサ使わなかったし、風もほとんど吹いてなかった、ああ出かけてよかったなあ、と思っていたら、私の持っている傘が何か違うことに気づいた。私の傘(といっても、昔どっかの事務所で、いらないから持ってってと言われてもらった傘)は、傘をまとめる紐をひっかける部分がハート型の金具だったはずだ。でも今日持っている傘のその部分には、木のボタンがついている。それ以外は(古さも汚れの程度も)そっくり同じような白い傘なのだが。いつこんな傘にすりかわったんだろう。この傘は去年の晩秋くらいから車の中に置きっぱなしだったものだ。なぞだ。
ウォーキング中、近所の住宅街の初めて通る道を歩いていたら、だれもいないのにウッウッとうなり声がするので、見たら、ある家の生垣の一部に、額縁みたいな四角い木枠があって、そこから犬が顔を出してこっちを見ていた。犬の顔の大きさにピッタリの「犬が顔出す用の穴」を生垣に作っている家。そんな家に私も住みたい。