2007'12.11.Tue
久々三船映画鑑賞。「羅生門」の翌年、若くピチピチの三船である。まだ声もそんなに重低音ではないころで、つるつるっと早口でしゃべるところが初々しい。しかし画面が暗く音声も悪く、映画の細かいことはよくわからなかったので、薄暗がりの中で三船を探しつつ、声を頼りに俳優当てクイズに興じることに集中したため物語の内容はいまいちつかめなかったが、そんなことで稲垣浩の偉大さは損なわれるものではないので安心してほしい。本作の三船は朴訥さわやか系無敵人でモテモテだ。ピンチにあってもなんか助かり、遠い目をして夢を語り女をメロメロにする。そういえばメロメロになる女は山口淑子だ。現代劇ではとんちんかんな女にしか(私の目には)見えない淑子だが、時代劇での非現実的な役(盗賊の親分の娘)ではエキセントリックぶりがうまくはまっていたように思う。三国連太郎もなかなかの卑怯者でよかった。
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