卵がふえた
さっきの日記を書いた直後、もう一度水槽を見たらまた新たな卵が落ちている。よく見たら、金魚と一緒に買った水草(アヌビアス・ナナ)のポットからいくつか卵がはみ出しているのが見える。引き上げてポットから出し、根っこをバラしてみたら、10個くらい卵がくっついていた。これは…。
・ナナの根本に誰かが卵を産みつけた
・ペットショップで別の魚?の卵がついたのを買ってきてしまった
・その他(ナナの一部?モヤシのカラみたいな)
全然別の魚、もしくは魚以外の生物の卵である可能性もでてきた。とりあえずまた水槽内で隔離したが、つい金魚よりも注目してしまう。違う魚(生物)だったらまた水槽買わないといけないのかな。一度買ったら次々と買い物の必要に迫られるって何の商法だ。こわい。
ちゅう太に邪魔されながら撮ったから写真がひどい。
水槽は当初45cm幅のを買うつもりだったが、夫が「大きいほうが安い」とか言い出してしばらく店頭で口論になり、その間にちゅう太が隣のカー用品店に行ってしまい(プーさんグッズ売り場でプーのDVDを見られることを知っているため)連れ戻したりして疲れたので折れ、60cm幅の水槽を買った。でかい。
3匹とも連れて帰るまでは元気だったが、水槽セッティングの間とりあえずバケツにためといた水に入れたら、琉金がいきなりひっくりかえってしまった。死んだのかと思ったがつつくと動く。金魚本を見ると原因不明の「転覆病」だと(ここでプクと命名)。でも病気になりたてだったら水温をゆっくり30度くらいまで上げると治ることがある、と書いてあるので、プクだけ別のバケツに移し、水槽セットに入ってたヒーターを突っ込んでやると、20度くらいになったところで徐々に元に戻った。
しかし水槽に3匹移してさらに水を足したらまた寒くなったのか、またプクだけひっくり返ってしまった。ヒーターでまた水温を上げてやると、18度くらいになったところでプク回復、ついでにキャリ子とブッチーまでも異常に活発になってしまった。水槽設置に忙しくてちゅう太を昼寝させるのを忘れたため、ちゅう太も異常にハイテンションになり水槽を攻撃する(水槽を掴んで歌いながらジャンプし続ける。金魚怯える)。そのせいかわからないが、ふと気がつくと床に卵が落ちている。5粒くらい。誰の子かはわからない(誰がメスなのかもわからない)。
卵は1粒食べられてしまったので、残り4粒アミですくってビンに入れ、ネット(排水口用ゴミ袋)をかぶせてまた水槽に入れた。
夜にはプクも落ち着いたようなので水温を室温程度に下げ、寝た。金魚かわいい。
洗濯かごに入って激しく立ったり座ったりすると、前に進むことができる
寒い。今年に入ってさらに寒くなった。先週は雪が降ったし。2月いっぱいまでは辛抱の毎日だ。
家で、薄汚れたバーバパパのひざかけ(小さいマイヤー毛布)を腰に巻いていたら、ちゅう太が「おしゃれ!おしゃれ!」と叫びながら私の周りをぴょんぴょん飛んだ。ちゅう太は私のスカート姿を見たことがないのかもしれない、と思った。ちゅう太が私の外見にコメントすることなんて、顔を洗ってる最中「おばけ」と言われる以外にはなかったので、なんかもっとこう本当におしゃれした姿を見せてやりたいものだと思った。
でも今はスカートなんてとても無理だ。正月以来の風邪はやっと治ったけど咳がまだとれない。足には今年もしもやけができた。都内に住んでた頃ならまだタイツとブーツでなんとかスカート履けたけど、茨城の冬をなめたら寿命が縮む。
しかし冬物のスカートを私は持っている。まったくはかないので新品同様のままタンスの奥でペタンコになっている。この冬も絶対にはかないという自信があるのに、衣替えのたびに「一応」とか思って出す。この「一応」は、「もしかしたらすごくおしゃれしていかなきゃいけない場所に行く用ができるかもしれない」という恐れと期待だ。一度も履かないまままた行李にしまうときの小さながっかりと安堵。これらが田舎の四十路女にこびりついた「かわいげ」の残りカスである(「未練」かもれない)。どんな高齢ママ、どんなダサママのたんすにも一枚はスカートが隠されている。
昨日はまた保育園で3時間付き添ってきた。前回行った時のちゅう太は体調が悪く、ずっとぐずぐず泣いて仕方なかったのと、昨日は人数が多かったうえ、新入りのヨチヨチ1歳児が2人、ちゅう太をしのぐ暴れん坊Y君、いつも悟りきってる優等生なのにこの日に限って「ままがいいの~」と号泣しているNちゃん、もらい泣きするK君等手のかかる子が多く、通常の保育士2人に加えてもう1人応援に来ている状態で、そういうことなんで今日も付き添ってくださいそのかわり月末には午後まで預かりますから、というバーター取引で。
園に預けて楽するはずがかえって忙しくなるこの付き添い保育。しかし楽しいこともある。保育士が忙しいと園児たちが私に寄ってくるのだが(保育士が給食後の片付けに追われてる間なんか、私が園児に取り囲まれて延々絵本を読まされている)、女の子たちがかわいいのだ。みんなたいていとても良い子(ちゅう太比)。3歳前でもかなり「会話」ができるし、聞き分けがよく賢い。無駄に大声を出さないしイスを投げるようなこともない。こういう子だったら私も買い物中に怒鳴って引きずりながら歩くなんてことにならずに済むだろうし、トラブルを恐れてひきこもることもなく、もっとスムーズにママ友ができていただろう。汚れ上等のトレーナー&ジーパンじゃなく、ムスメとおそろいのワンピなんか着ちゃってたかもしれない。ああ作ってみたかった女児ワンピ。
最初はちゅう太がアレだからと思ってたけど、園児を見ていると男の子は全般的にある程度ひどい。幼稚。餓鬼(女児はオトナだ)。2ちゃんの育児板にはしょっちゅう「男児イラネ女児マンセー」なスレが立ってるが(読んだことはないのだが)、まあ実際そうなんだろうなと思う。なんでも楽なほうが、それに越したことはないだろう(たまにちゅう太みたいな女児もいることはいるが、絶対的に少ない)。
それに対する男児持ちの言い分は「バカな子ほどかわいい」しか思いつかない。
私は幼稚で社会性に乏しい人間なので、女の子を産んでいたらついていけなかっただろう、コミュニケーション重視の女児文化に。なのでちゅう太と一緒に社会性を身につけつつある現状はありがたいと思っている。私には男児で良かったのだ。そんな中で、たまにふれあう保育園の女児たち。癒されたっていいじゃないですか。
でも母親のこんな気持ちをちゅう太が知ったらショックを受けて性同一性障害になるかもしれないから内緒だ。
棚のすきまに積まれた写真。
プリントするたびにここに置いて、いつかアルバムに貼ろうと思いつつ、気がつけばちゅう太2歳の誕生以降一度も貼ってない。
たまればたまるほど貼る気が萎える。でも3歳の誕生日までには何とかしたい。これのせいで新たなちゅう太写真を撮るのも控えめになってしまった。
そこで今この写真の厚みを測ってみたら6.5cmだった。夜ふとんの中で「あーあれなんとかしなきゃー」と悶々と考える時、イメージの中では厚さ30cmくらいになっていたので安心した。
大丈夫!まだ6.5cmよ!がんばれ私!
このごろ育児日記を書きたい気持ちが急速に無くなってきた。ちゅう太アルバム作りのやる気の無さも同じ理由だろう。もうちゅう太は我が家に神様が寄越してくれた小さなお客様、ではなくなり、あたりまえにいる家族の一員になったのだと思う。よくある家族のつまらん話をいちいち世間様に向けて書く必要ないし。
2歳くらいまではまだお客様気分が残っていて、何でもちゅう太様最優先のお取り扱いだったのだが、このごろはそうでもない。ちゅう太の特別度は、行列のできるパティスリーのふわっふわ生クリームのケーキ(本日中にお召し上がりください)から、スーパーのパン売り場の横に置いてあるまんじゅう(賞味期限1週間くらい)になった。もちろん私はそんなまんじゅうが好きだし、私にとってちゅう太が一番大事な人であることには変わりないのだけど。
思えば子ども産んで一番エキサイティングなのって2歳くらいまでなんだよなたぶん。ねんね期からハイハイ期、そしてあんよ期に移った時、家具の配置から生活の仕方まで何もかもが変化した。離乳食から普通食への時期、朝から晩まで私の頭の中には食材のことしかなかった。新しい時期に移った途端、以前の知恵や道具類は全部いらないものになり、何もかもゼロからスタートすることになった。ちゅう太の変わる瞬間をとらえたくてデジカメもビデオカメラも即取り出せるようになっていた。あんな急激な変化の連続は今後もうない。人間としての内面の成長はあるだろうが、私が必死に追ってきたのは生き物としてのちゅう太だった。ちゅう太の内面はちゅう太自身の問題なので私にはどうしようもない。私がしたかったのはやっぱり動物の飼育だったみたいだ。
長いこと育児関連の本しか読めなかったはずの私は、去年の暮れから急にマンガを読むようになり(読んでる間ちゅう太にはDVDを見せてほっとく)、テレビもろくに見なかったのが急にyoutubeで過去見逃したお笑い番組とか見漁るようになり、今年に入ったら急に動物を飼いたくなった。もう少ししたら金魚を飼う(今日ペットショップに下見に行ってきた。キャリコ琉金とコメットが気に入った)。あとまたハムスターいくかもしれない。そしてゆくゆくは猫か犬。それはちゅう太が世話を担当できるようになったらのお楽しみだ。とりあえず写真の整理をがんばれ私。
相変わらずディズニーのDVDにはまっていて、正月すぎてもサンタクロース。あと名作アニメ。気に入ったセリフを日常でも使いたいのか、身近なものにあてはめて喋る。『黄金の王様』という話に出てくる妖精が「落ち着いてよ王様」と言うところを、私に向かって「おちついてよままー」とか、『魔法使いの森』で魔女が「お前をクモにしてやる」と言うところを、なぜか「ざりがににしてやるー」と言いながら両手指を曲げて追いかけて来る。怖い。
「ちゅうたくん、にさいでしゅ」とか、両親の名前なんかも問えば答えるようになったのだが、なぜか最近歳を聞くと「ごさいでしゅ」と言うようになった。2歳でしょと言っても「ごさい」。そして外見は5歳にも見えるので困る。レジャー施設や交通機関では口を塞いでおかなければならない。
相変わらず通じそうで通じないことも多いが、だいぶノイズが除去されつつある。やれと言われるとやらない、やるなと言われるとやる「反抗期」も、少しおさまってきた気がする。でも私もずっと本調子じゃなくてちゅう太を邪険に扱ってる(トイレトレ放棄と同様、食事もしつけもかなりアバウトに暮らしている)から本当はよくわからない。だから今月はあまり書くことが思いつかない。私はやっと風邪が治りつつあるけど入れ替わりにまたちゅう太は熱出した。早く暖かくなってほしい。
今年もよろしくお願いします
(カルピス)ウォ(ーター)屠蘇でおめでとう
根津神社。右は去年の写真。上着は同じもの。大きくなったなあ
いとこ全員集合
初めてちゅう太のいとこが全員集まった。上は26歳下は2歳という幅広さ。
ちゅう太と一番上の子以外は全員大学生である。
取り急ぎ以上。月誕生日の日記はまだ書く暇がない。
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書き忘れてた今年のおみくじは「中吉」。今年は夫も中吉(去年は「凶」で実際ひどい年だった)。
「雪にたへ 風をしのぎてうめの花 世にめでらるる其かほりかな」
(初めは憂きことあれど後、吉。深く嘆き悲しまずまず身を慎みおれば後は万事思いのまま。あわてさわぎ心乱れるば禍これより起こる事あり心静かにすべし)
毎年あわてるな、さわぐな、と言われてる気がするんだが実際私はあわて騒ぎやすい人間なので、真剣に気をつけていきたい。
(1/9追記)