2010'04.03.Sat
おかげさまでちゅう太は無事2歳になりました。ここんとこずっと風邪で(元気だけど咳と鼻水がなかなかおさまらず、さすがに医者に行きました)だれとも遊べずスイミングにも行けず、時折「おぼだち、おぼだち…」とつぶやいているので何かと思ったら「友達」と繰り返しているのだと気づいた時にはあまりに不憫でホロリときました。
いわゆる「言葉の爆発期」というのが来たようで、とにかくしゃべっている。テレビや大人の会話でちょっと小耳にはさんだだけのようなこともすぐ復唱されるので下手なこと言えない。大人とも会話のまねごとのようなことができつつあり、私といるときは絵本の掛け合い暗誦を延々としたがる。唐突にちゅう太が「おーしーすー」と言い出したら、私は「いただきまーす」と言わなければならず(「おいしいスープ、いただきます」『きゅっきゅっきゅっ』の冒頭文)、「どーさんしっこっこ」と言われたら「ぞうさんはおおきいから、しっこもたくさん」(『しっこっこ』の中の一文)と言い返さなければならない。歌のようなものも断片的に口ずさむようになり、公共広告機構のCMを見ると「♪え~しー!」と高らかに発するが音程はわりとでたらめ。
指示がだいぶ通じるようになって、手をつないで散歩するのもそう手こずらなくなったが、なんでも自分でやりたい時期が始まって、外出時には私の分の荷物も自分で持ちたがるし(財布とか入ったバッグをズルズルひきずって歩かれる。しかも小石とか拾うときバッグはそのへんに打ち捨てる)、歩行者用信号機のボタンを押さないかぎり一歩もここから動かないぞというような無駄な意志の強さを発揮している。
あれほど頑として言わなかった「ごめんなさい」をわりと簡単に言うようになったが、今度はすごい軽い調子で「ごべーんねっ」とか言うのでかえって腹が立つ。あと私がしょっちゅう「すみません」と言ってるので(ちゅう太の所業を世間に詫びているのだ)ちゅう太まで「しゅいましぇんしゅいましぇん」と言うようになり、しかもイタズラをしながら言ったりするのでちゃんと自分が悪いことをしている自覚があるらしいのがむかつく。
しかし一方で、ハサミや電話などをイタズラしようとしているところに「それはだめだよ、やめようね、やめたらいい子だよ」と言うと、やめて、「いーこー」と自分をほめたりする。良い子でありたい、親に認められたいという思いは強く誇りは高い。頭ごなしに叱りつけると大層屈辱的に泣くので、やめたらいい子的にうまく仕向けるようにしないとこじれて面倒だ。
2歳になったちゅう太はもう完全に他人だ。スリングに納めて運搬していた頃は私の肉体の一部だったし、1歳代は私の支配下にあったが、今はもうバギーに乗せてても自分で「おりるー」「あるくー」と決め、実行する独立した人格である。もうこの勢いで自立して出てってほしいくらいだがまだまだこれから先が長い。
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