2007'06.22.Fri
大当たり三色娘(1957年)
MGM映画みたいなオープニングがかわいい。ジャイ子なチエミも少し大人っぽくなっている。前2作はビスタサイズだったが、今回は初のシネマスコープで、画面に奥行きが出て映画らしくなった。しかしそのぶん娘らが遠くなった。画面からにじみ出るチープさが減ったせいかもしれない。第一作目のことを考えると人類の進化を感じる。今回の三人娘はお金持ちの家のお手伝いさんという設定。でも「女中」というみじめな境遇ではなく、やっぱりいつも違う服着て歌ってばかりいる、のんきで気楽な家事手伝いだ(若い娘が生活のために働くと言うよりは、花嫁修業を兼ねた社会見学のために奉公に出るというのはこの時代よくあったことで、サザエさんもやってたし私の母もやってた)。とか思いつつ途中で風呂に入ったため(私が)、これ以上書けない。
ひばり チエミ いづみ 三人よれば(1964年)
前作から7年、すっかり大人になった三人娘。みんな落ち着いちゃってきれいになって、今となってはジャイ子だったチエミが懐かしい。物語も旧作のような不条理な展開はなく、縁談にまつわるドタバタで、地に足のついた内容。キャピキャピキラキラしたアイドル映画ではなく、普通に楽しい東宝映画だ。良いけどちょっとさみしい気もする。この数年のうちに人類はさらに進化していて、最初の2作は「唐突に歌いだす映画」だったが、本作は「ミュージカル」に見えた。岡田真澄が軽薄な役で出ていてよかった。チエミは働く肝っ玉姉ちゃんの役がはまっていた。ひばりは相変わらず年齢不詳だがきれいだった、でもなんか暗い。そしていづみたんはいつ見てもかわいいのだった。
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