2007'03.13.Tue
寅の老いぶりが痛々しいシリーズ最終作。寅は動かないしシワシワだし声も弱弱しく、何かを隠すように常に帽子かハチマキかマフラーをしている。もっとシワシワなリリーさん(浅丘ルリ子)のほうが動きも声の張りもいいので、寅の衰えがよけい際立つ。そのうえ過去の思い出話なんかするもんだから悲しくてたまらない(私が)。寅がちゃんと登場するのは映画開始1時間後で、物語はすっかりダメ男に成長した満男を中心に進む。それでもこれはやっぱり「寅さん」ものなんだなあと思う。動かなくても喋らなくても(もしかしたらそのせいで)寅が一番男らしく見えた作品であった。
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