初めての生ぞうさん
ヤギは忍耐強い大人だった
もう先々週の話だが、上野動物園に行ってみた。ちゅう太は本物の象をまだ見たことがなかった(去年行ったかみね動物園では象休業中だったし、ちゅう太は動物そっちのけで鳩を追いかけてた)。TDLでパオーンと水を噴く象(ロボット)とかを見て、これが本物だと思いこまれたらどうしようと焦ったので。
男は2歳になると車派か電車派に分かれるという(またはアンパンマン派かトーマス派)。ちゅう太はどっちでもなくて動物やぬいぐるみが大好きだ。「これなあに300」(いろんなものの名前が載ってる写真図鑑)を見ても新幹線や作業車のページはすっとばして動物と食べ物のところしか見ず、「もるもるっと」「ぬー」「ばいしょん」などの名前を早々に覚えてしまった。しかしこれも車や電車に興味のない親の影響かもしれない。親というものの罪深さを考えはじめるとどうしようもない。
しかしそんなこんなでやっと初めて本物の動物をいろいろ見ることができて大喜びである。わかりやすい。TDLみたいなこけおどしファンタジーやスリルはまだ2歳時には必要ないのだ。
TDLでは土産を買う気にならなかったが、ここでは動物ミニフィギュア詰め合わせと象のぬいぐるみ(関節が動く。超かわいい)を買ってもらった(私が欲しくてちゅう太にねだらせるよう仕向けた)。園内モノレールに初めて乗れたしゴリラの赤ちゃんも見れたし満足だ(私が)。
暑くて混んでて疲れて昼過ぎには夫もちゅう太も眠ってしまったので(夫はベンチ、ちゅう太はベビカ)、私は木漏れ日の下でうさちゃんサンデーを食べた。ちゅう太に邪魔されずにゆっくり自分専用のおやつを食べるのは久しぶりだった。
今度はひとりで行きたい。
撮影用に登らせたわけではない
並んでる最中に脱走→追い詰められたところがちょうどよかったので撮った
もう先月の話だが、一切予備知識のない、まっさらな状態の子を連れてTDLに行ってみた。すると園内にいるのは乳児でもディズニーが大好きな子ばかりだった。子供用ステージショーのお兄さんの呼びかけに即座に答えるちびっこたちを前に、ポカーンとするばかりのちゅう太。ベビカから降ろすと(唯一理解できる)鳩と雀をとりあえず追いかけるちゅう太。熊のジャズバンドみたいなやつ(写真1はその像)を見るだけのなら大丈夫だろうと思ったらもんのすごく怖がって号泣して途中退場するし、グーフィーに手招きされて怯えて泣くし、カリブの海賊もやっぱりこわくて途中何度も「おしまい、おしまいなの~」と呟く姿が哀れだったが親は楽しかった。
ゆったりしたもの(マークトウェインの船とかロビンソンクルーソーの家とか)ではわりと楽しそうにしており、レストランでよく食べて元気を取り戻したが、基本的にはポカーンか怯えて泣くかで、やっぱり早すぎたかと反省。その夜は少しうなされていた。
TDLは「一家心中する前日に行くところ」というイメージなので、私にとってもとても怖い。極彩色のパレードも怖いしいい年をした女が鼠耳つけてポプコーン首から下げて本気で心底から「いやーんマジかわいいんですけどー!!」と絶叫しているのも怖い。こういうのになじませたくはないけど遠足で行くかもしれないし(平日だったので幼稚園児の親子遠足だらけだった)子連れで行くには楽なとこだし行けばやっぱり楽しいし。必要悪といったところか。
ローソンで買ったでかすぎるプリン
3人で分けても充分な量で
味は生協にある牛乳混ぜて冷やすだけのプリンに似ていた
冬は寒くてやる気が出ず、春は頭がおかしくなる私だが、夏が近づくにつれ元気が出てきた。この頃は掃除もできるしダイエットも始め、おしゃれをしたくなって雑誌を買ったりした。ファッション誌を買うのは年に1回だ。手持ちのLEEを見てみたらやっぱり去年の同じころ買ったものだった。
今年もLEEでいけるだろうかと先月号をオクで落としてみたが(150円)なんかちょっと厳しい気がし、観念して初めてアラフォー向け誌を購入(オクは競争率激しかったので定価で)。「マリソル」が案外よくて、一冊読んだらもうほんとにLEEが厳しく感じられた。さよなら若かった私。
マリソルを参考にママランチ会に出たらおしゃれな人のように言われたので一安心したが、今週はご近所ママと育児支援広場に行くことになり、再びLEEを開いた。マリソルに幼児連れカジュアルは載ってない。
しかしLEEですら着回し一週間モデルが連れているのは5歳くらいの子だ。きれいな服を着た聞き分けのよさそうな男児を連れて表参道とか歩いてるモデルがはいているのは真っ白レースのティアードスカート(マキシ丈)。この男児はおしゃれカフェでホットケーキを目の前にしてスタイもつけていないしテーブルにはハンカチもウエットティッシュもない。この子がちゅう太だったら撮影前にケーキの上のアイスは握りつぶされているしママの純白スカートにはチョコレートソースのドット模様ができているだろう。
でも育児広場や公園に行く服が載ってる雑誌には、おそらく服よりも節約術や愚痴アンケートが多く掲載されており、服も若者ならさまになるペラッペラの1シーズン使い捨て服なので、無理だ。
なんとかLEEのジーンズ特集を見て切り抜けよう。今週会うママもLEEを読んでいる(以前編み物の質問をされた時見せられたのがLEEの切り抜きだった)(LEEでは毎月渡辺満里奈がハンドメイドにチャレンジしている)。彼女は普通にLEE世代なので何の問題もない。こんなことを話しても「そんな~大丈夫ですよ~^^かおるさんすごい若いし~☆」と言われておしまいだ。ママ友は本音で斬ってこないから自分で自分を律しないといけない。
そんなでかい草を持ち込もうとするんじゃない
テラスの植栽をおしわけて生える雑草の勢いがすごすぎる。
草むしりすればするほどむなしくなり
ポル子を査定してもらったところ、マーチのエンジンは強いから海外で日本から来た中古車が何十年も走り回ってるとか担当者の奥さんはマーチに15万キロ以上乗ったとか(ポル子はまだ9万5千キロ)いろいろ期待を持たせることを言われたけど、結局評価は0円だった。
夏は中古車が売れない季節だし、格安で売れても買主のとこでトラブルが生じたらこっちに責任が来るのでリスクを避けるためにも廃車にしたほうがいい、ポルカって限定デザインだからパーツを利用したい人はいる、とかなんとかで。担当者に「車ではなくただのモノになります」と悲しげに言われたが、私は車もモノだと思ってたのでびっくりした。
この担当者がやたらいい人で、生後4か月の息子がいるそうで相談の途中にも「ちゅう太君かわいい…」とうっとりしだして横道にそれるし(相談中ちゅう太はキッズスペースで大騒ぎしていた)、バイク通勤は大変なんじゃないかと夫の心配までしてくれた。廃車の客なんて儲けにならないのにちゅう太はジュースを2本ももらえたし受付のお姉さんと遊んでもらえたし最後は全員でお見送りのVIP待遇で、来店特典のクオカードももらえたし税金も少し戻ってくるので、廃車にする申し込みをしたけど心は晴れやかであった。
そんなわけでポル子の命は今月末まで。来月からは夫の車に乗ることになるけど夫のはキズだらけサビだらけの運転下手でーす^^て宣言してるような車なのではずかしい。次の悩みはこれだ。
「見立て」のはじまり。床の木目を見て「らいおん」と言った
描いたあと少したってから「おしゃかなしゃん」と言ったので、魚の絵らしい
2歳2カ月になったちゅう太の気持ちがなかなか複雑である。イタズラや危険行為を叱りまくったせいか、「ダメ」とかしつけ的な言葉に過剰反応するようになり、絵本の中に「だめだよ」「ごめんなさい」とかの言葉が出てくる前に(もう覚えてるので)本を閉じてしまうし(それが出てくる前まではニコニコ聞いている)、ひとりじめばかりして嫌われてたこぐまが反省する絵本では、ラスト1ページの「みんなであそぶとたのしいね」を読もうとすると全力で拒否する。私や夫が「みんなで…」と言いかけると首をプルプル振って情けない顔で「おしまい~」と訴える。でも少したつと自分でページを開いて「みんなであしょぶとたのしーねっ」と元気よく読んだりしているのでよくわからない。
「魔の2歳児」というやつはもうはじまっているようで、じぶん!じぶん!と主張することに私が手出ししようとすると(歯みがきとかおむつはくとか)怒るし(そのわりに自分ひとりではできない)座りこんで言うこと聞かなくなるが、ほっとけばなんで怒ってたのか自分でも忘れてしまい笑いだすので、楽なほうだと思う。よその2歳児はもっと大変そうだ。それともこれからもっとひどくなるんだろうか。
自分でうまくやりたい気持ちが強すぎて、ちょっとでもひっかかると(ブロックがうまくつなげないとかフォークに刺した芋が落ちたとか)「あっできないよ~」と情けない声を出す。それもほっとけば自分で何とかやりとげている。
数日前から突然でんぐり返しができるようになった。母子手帳を見ると5歳のページに「でんぐりがえしができますか?」とあるので、天才なのかしらと話し合う。水泳の上達ぶりもめざましいし体格にも恵まれているし、運動の方面に伸ばしてやるべきかと親バカドリームを思ったりするが、今からそんなに習い事増やすと大変だ(私が)。でんぐりがえしとソファからのジャンプで大喜びの安上がり時代をもう少し楽しむべきだろう。まだ先は長い。
ちゅう太は私がパソコンに向かっているのが最も許せないらしい。炊事洗濯掃除の最中にはわりとおとなしく私のしてることを観察したり、一人で遊んだりしているが、ちゅう太の好きなテレビの時間だからと思ってメールなど書いていると、「よむのー」と絵本を押しつけてくる。そもそもこの絵本好きも、私が絵本の要求ならどんなときでも比較的応えるようにしてきたからかもしれない。絵本中毒は愛情の渇えから来たものだったか。子どもは勝手にしたいことをしているように見えても、実は親の無意識の意向に動かされているのだなと思うと恐ろしい。
トイレトレはやはり一進一退。素直にするときもあれば、私の命令は聞かないと決めているようなときもあり(トイレから降りてわざわざ床で出したり)、私もめんどくさくて一日おむつでほっとくときもある。まあそのうち勝手に自分でうまくやるようになるだろうと思う。今までも何でもそうだったし。今うちの中で一番きれいなのは(一日5回は除菌スプレーで磨かれている)トイレの床です。
いまうちには車が2台あるが、マンションの駐車場は一戸につき1台分しかない。車持ってない人もいるので、そういう空き区画を借りているが、その人が車買ったら、明け渡さないといけない。1台目優先だから。
いままでA区画に借りてたけど、A区画の人がこんど車買うことになった。でももうすぐB区画が空くことになってるからそこに移動すればいいのかと思ったら、いったんA区画の解約届けを出して、B区画の希望者抽選会をやって、当たったら入れる、ということになった。そして抽選会の日は用があったので夫に出てもらったら、見事に外れた(2台め希望者は全部で4人もいた)。
もう少し待てばC区画も空く予定だそうだが、それも抽選だし、うまく入れてもまた明け渡さないといけない時が来るかもしれないし、このマンションに住んでる限り永遠に駐車場ジプシーになると思ったらもう嫌になって車売っちゃおうかという気になった。
A区画に入る前(マンション入居から3ヶ月間くらい)も、入居したばかりで駐車場利用者リストができてないからとかいって入れてもらえず、しばらくマンションから徒歩5分以上かかる砂利駐を借りていたのだ。直線距離ならそんなに遠くないけど、間に川とか田んぼとかあって迂回しないといけなくて、(当時は)まだろくに歩けなかったちゅう太をベビカに乗せて炎天下(春~初夏の頃だった)大荷物(引越したばかりで買い物が多かった)持ってベビカを転がしにくいガタガタの砂利の上を砂ボコリたてながら汗だくで歩いたものだ。もうあんな苦労はしたくない。マンションの駐車場は屋内だから車内が蒸し風呂になることも窓ガラスに氷が張ることもない。一度屋内Pの快適さになれたらもう吹きさらしの砂利Pなんかには戻れない。いまやベビカを全力で嫌がるちゅう太を連れて歩いたらとても5分じゃ着かないし。
その砂利Pを借りてた頃つらくてつらくて、もっと近所の駐車場がないか不動産屋に問い合わせて、マンションから1分のとこにあったけど満車だったので、空き待ちリストに載せてもらっていた。でもその後マンションの駐車場に入れた。そして忘れた頃(つい先日)「空きが出ましたよ」と電話が来て、そのときはA区画の明け渡しなんて夢にも思ってなかったから「もういいです」と断ってしまったのだ。抽選に外れた日にその駐車場の前を通ったらまた「満車」と書かれてあった。
そんなこんなの事情で、じゃあ車は一台だけにして、昼間車がないと不便だから夫は私が毎日会社に送迎すればいいんじゃないかと提案したら(そういう家庭は多い)、「会社に原チャリで行こうかな」とか言いだして、原チャリ通勤は危ないからやめようって会社から言われてた気がするから中型免許とろうかなとか言い出して、ポル子を手放せば(7月に車検の予定で、なくなれば車検費用10万くらいが浮くので)浮いたお金でバイク買おうか、車のほうも1台になるならもうちょっといいのにしようか、とかいうことになってなんか忙しいことになった。
何もかもいっぺんにやれないので、とりあえず急がないといけないのはポル子の車検の予約をキャンセルすることと、ガリバかどっかに査定してもらうことだ。区画は6月中に明け渡さないといけないし。車関係のことはほんと苦手で面倒で気が重いので、こうして日記に書くことでやる気を出そうとしている。
売れるだろうかポル子。中古で、たしか諸費用含めても50万かからなかったポル子。たまに後ろのドアが開かなくなったりエアコンつけると恐ろしい音がしたりするポル子。でもかわいかったポル子。自分専用の車を手放すのはさみしいなあ。
正座してペンギンを観賞
5/5の日記にも書いたが、ちゅう太に水族館が「わかる」ようになったので、先日久しぶりに大洗水族館に行った。
ここにはもう何度か来ている。結婚前から少なくとも年に2回は来てて、ちゅう太もすでに4回目くらい。初回(生後5カ月)はぼんやりしてただけで(画像探してみたらこんな状態)まったく無反応、
2~3回目(1歳半前後)は館内をやたらめったら走り回るばかり(でもイルカショーは喜んでた)だったちゅう太は、今回は入館するなり「おしゃかな!およいでる!およいでる!」と見ず知らずの人たちにも教えてまわり、「たこだよ」「くらげだよ」などと教えると「たこ…くりゃぐぇ…」と復唱して覚え、もちろんイルカショーでは大喜び、体験コーナーでヒトデやウミウシを触り(ウミウシをいたく気に入っていつまでも手に持っていた)、というように水族館を水族館らしく楽しんでいた。
例によってフラフラ勝手に走り回りはするが、厳しく言えば戻ってくるし、座り込みに入っても「次はあざらし見よう」「もう少しでアイスクリームだ」とか言えば移動するようになり、ずいぶん楽になった。そういうわけで今回初めて年間パスポートというのを購入してみたのだった(ちゅう太はまだ無料なので、大人の分だが)。
今まで「こういうの買うと行かなくなったりするよね」などと言ってなかなか買わなかったものだ。年に3回来れば元が取れる。忘れずに頑張って行こうと思う。
天気のいい日だったので、水族館に入る前に大洗海岸で少し遊んだ。水なら何でも喜ぶちゅう太だが、波が来るとこわがって、なるべく離れて砂遊びをしていた。去年の夏ひどい目にあったことを覚えているのだろうか。