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2006'11.27.Mon

タイトルがこわいので今まで敬遠していたが、DVDのハードディスクにあったのでふと見てみた。そしたらこわい話じゃなくて(いや、ある意味こわい話だけど)、誤解→クビ→ホームレスという転落サラリーマン悲喜劇にストーカーの言い分を加味したような話だった。自分の善意を疑わない人というのは恐ろしいものだ。一見悪い奴が心根まで悪いとは限らない、ていう話だけど、それってどうだろう。平三郎は悪人じゃないんだろうけど、迷惑な人だ。悪気がないのが一番始末におえない。坂妻がかっこいいだけによけい情けなく見えるところがよかった。当時の人は平三郎に同情できたんだろうか。

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2006'11.24.Fri
オタヒキニート一代記。完全復元版で4時間の超大作、長すぎだ。おかげでゆうべは皿も洗わず風呂も入らず寝てしまった。昔観たときはもっとルートヴィヒに同情できたんだけど、今回は「あーこれじゃあ駄目だわ」みたいな呆れ目線になってしまったのはなぜだろう。いやもう全然おもしろかったんだけど、作品世界に浸ってシリアスな感想を持ちたいんだったら家族と突っ込み入れながらではなく、黙って一人で観なくちゃだめだ、皿洗いも風呂もすませてからな。耽美退廃絢爛豪華な舞台を焼きそば食べながら観る庶民の幸福よ。
2006'11.23.Thu
女の恋愛の愚痴なんてまともに聞くものではない、という教訓話。ヴィスコンティものを続けて観てるのはBS2でヴィスコンティ生誕100年記念特集をやってるからです。ドストエフスキーもヴィスコンティも好きなのに、これ観たことなかった。ヴィスコンティにはゴージャスさしか求めてなかったから、庶民ものには興味が沸かなかったからだ。とくに本作は全部セットだっていうしさ、本物の城やホテルを使った貴族ものに比べてチャチいんじゃね?と思ってたけど見てみたらおもしろかった。夜なのにほんのり明るい夜の、ぼやけた灯りと迷路のような街の雰囲気はセットならでは、といえるかも。あとナタリアがかわいかった。でもイタリア男は口がうまくてかっこよくて、原作のどーしようもない貧乏くさい頭でっかち男の情けなさには負けてた気がする。
2006'11.22.Wed
大いなる歴史の流れの一隅で行なわれた男女の綱引き合戦をゴージャスに描いた作品。観るのは2回目で最初見たときはただのメロドラマだと思ったが、今回はもう少し楽しめた。リビアは若さを失う寸前の美しさ、フランツは油断すると下品になる若々しさ、一夜にして情勢が変わってしまう不安な時代の中、一番悪いほうへ突っ込んでしまう激情は滑稽であわれだ。無茶な恋にわざわざ首を突っ込むのは傲慢な人間だと思う、自分だけは特別なのだという思いあがりがそこにある。伯爵夫人と青年将校、どっちもものすごい傲慢同士なので最終的には傷つけあうことにしかならなかったが、ふたりにとっては幸せになんかならないことが目的だったのかもしれないとも思う。ぬるい安泰で満足できる庶民(私)にはわからない世界だからおもしろい。
2006'11.09.Thu

原作は知らない。動物と話ができる獣医の物語ということで、ムツゴロウ系のイメージをもっていたが、見てみたら、ほらふき男爵系のファンタジーだった。立派な屋敷内で放し飼いにされるたくさんの動物たちのフンはどうしているんだろうとか、最初はリアル視線で見てしまい集中できなかったが、途中からやっとファンタジーだと呑み込んだので細かいことは考えなくなり、これは動物好きのための夢の世界や~とうっとりした。ラスト、巨大な蛾に乗って国へ帰るドリトル先生のBGMの歌詞「先生の言うことは全部本当じゃないかもしれないけど、そっちのほうが楽しい(うろ覚え)」にちょっとホロリときた。だれも傷つかないはずの夢の世界に土足で踏み込む女エマをめぐる三角関係にはちょっとハラハラしたけど、それもうやむやのまま終わったのでほっとした。子供向けの映画ってすごく大人だなあ、大人向けの映画は感情や内面がむきだしすぎて子供っぽいや、と思った。

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