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2007'11.06.Tue
ロメールだのゴダールだの、ヌーベルバーグな監督たちがパリを舞台に撮ったオムニバス映画全6話。1~2話は普通に楽しく観ていたが、3話くらいから「あー私フランス映画苦手なんだよなー」ということを思い出し、おしゃれで気取ってて虚勢はってて唐突で人を煙に巻くような感じでフランス人はみんな自分勝手な奴だと(途中で寝てしまったため翌日見直して)足かけ2日にわたって苦々しく思った。という私の差別意識を刺激する作品集。
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2007'10.22.Mon
刑務所で繰り広げられる荒くれ男どもの人間模様、みたいなハードな話かと思ってたら全然違った。殺人犯のバート・ランカスターが刑務所の運動場で小鳥のヒナを拾い、独房でこっそり育てるうちにヒナはすくすく育ち、どんどん増える。そのうち鳥の研究を極め、それがきっかけで愛鳥家の未亡人と小鳥ビジネスを展開、でも刑務所の規則が変わって小鳥が飼えなくなり、小鳥を守るために世論に訴え、注目を集めるために未亡人と獄中結婚までする。でも規則の厳しいアルカトラズ刑務所に移されちゃって小鳥を飼えなくなる。ちょっとうたた寝しているうちに(私が)、刑務所では暴動が起きていて、洗濯ものを干してるうちに(私が)、いつのかにかバートは老人になっていたので細かいことはよくわからないが、最終的には囚人のまま小鳥の研究を一生続けるみたいだった。実話なのかな。実話なんだろうな。創作ではちょっと出てこない発想だ。陰気だったバートの目がだんだん穏やかで知的になっていくのがおもしろく、いい作品だった。ところで先頃ソルジェニーツィンの「収容所群島」を読んで以来、どんな囚人ものを見ても「なんて恵まれているんだ」と思えてしまって感情移入できず困っている。
2007'10.18.Thu
なんとも悲惨な女の一生。男は卑怯だし女は愚かだ。でもジェルヴェーズ(ちょっと大竹しのぶっぽい)に同調できず突き放して観ることができたため、観た後それほど落ち込まないですんだ(しかし5年前の私だったらもんのすごく凹んでいたかもしれない)。娘のナナが無邪気に駆けて行くラストシーンはほのかな希望と思いたいけど、新たな絶望のようにも思える。こういう人生を歩まないためにはどうしたらいいだろうかとよく考える。環境の悪化とともに心がねじくれていく過程は身につまされる。私は嫌になったことはなんでも冷酷に切り捨てることで生き延びてきた人間だが、それではドラマは生まれないのだろう。
2007'08.10.Fri
月曜からテレ東で百恵&友和文芸シリーズをやっている。BSの吉永小百合特集と時間がぶつかっているので、小百合を録画して百恵は普通に見ていたが、それはうちのテレビは民放の映りが悪いからで、本当は百恵のほうを録っておきたかった(昨日おとといは外出してて見れなかったのがくやしい)。私は山口百恵がとても好きだ。と夫に言ったら「百恵は芋のようではないか」というようなことを言われたが、そこがいいのだ。造りは平凡でも内面に秘めたものが人を輝かせ、単なる美人よりも魅力的にみせる上、しまいには本当に美人になってしまうということを私は百恵から学んだ。パーツのみから見た美人度でいったら、百恵と、ダルビッシュの嫁になるサエコとかいう人にそんなに違いはないと思う。あと上戸彩はもっと太ったら百恵そっくりになる。でもこの両者と百恵との貫録の差は歴然である。両者は30歳になっても50歳になっても、17歳の百恵が発散していたオーラは出せないと思う。百恵の感想文になってしまった。百恵のことを考えると止まらなくなる。私は百恵を冷静に見ることができないので映画感想文がうまくかけない。
2007'08.07.Tue
森繁のど根性昆布映画。昆布問屋の丁稚から独立を果たし、昆布ひとすじに生きたガンコじじいと、その後を継いで経営を拡大させていく息子(森繁が二役こなす)の昆布道。長い時代のいろいろな出来事を大胆な時間の飛ばし方でサクサク進めていき、2時間が短く感じた。とても良い作品であった。あまりにおもしろかったのであまり書くことがない。
2007'08.07.Tue

CGなき時代のディズニー製作の淡々とした実写動物冒険映画。仲良しでかしこい犬2匹と猫1匹が、主人の家を目指して300キロの旅をする。途中猫が川で流されたり、犬が熊に襲われそうになったり、はりねずみの針が顔にささったり、いろいろな波乱がある割には映画自体は淡々としているなあと思ったら、それは動物にまったく表情がないからだった。物語はナレーターの語りで進行し、動物自身が擬人的に話すようなこともないし。だからよく訓練されたかしこいはずの動物たちが、けだものじみて見えた。良い意味で。私たちが愛する動物とはこういう無表情にもくもくと行動する何考えてるかわかんないやつらのことで、CGで表情豊かに加工された人間モドキのキャラクターではないのだ。昔のディズニーはよかった。だからといってこれが名作映画であるとはいえないのだが。

2007'08.03.Fri
BS裕次郎特集。ヨットで太平洋を横断した堀江謙一の実話をもとにした作品。おおげさな演出はなく原作に忠実ぽい(読んでないけど)。これはおもしろかった。裕次郎も田中絹代も森雅之もよかったなあ。文句がないのであまりここに書くことも思いつかない。私はたぶんこういう生活(一人きりで密室でひとりごとを言いながら缶詰やバターを食って3か月くらい暮らす)ができるタイプの人間だ、と思うんだけど海はこわいなあ。
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