2011'10.26.Wed
よじのぼることもできるし
操縦席にも座り放題
そして今や自分の自転車で行けるのです
ここ最近、近所の公園に日参している。ちゅう太が自転車で行くようになったので(それまでは私のママチャリで運搬されていた)、私は並走して(自転車ではなく足で)方向を指示したり注意を喚起したり段差で立ち往生したとき押してやったりしている。ママチャリに17キロ乗せて上り坂を走っていた頃とどっちが疲れるか、わかんないけどこれも疲れる。公園の砂場で長時間しゃがんで遊んだりもするせいか足腰痛い。
ちゅう太は自転車だと弱音を吐かず上り坂でもがんばる。私よりも信号を守るし(私が歩行者信号点滅してるとき渡ろうとしたら叱られた)、車を見たら(すごく遠くでも)止まる。歩道で散歩犬がむこうからやってくるのを見て「わんちゃんがくる。ぶつかる。どうしよう」と動揺したが、止まってやり過ごせばいいと教えると、すぐ自転車や通行人とのすれ違いにも応用することができた。段差で立ち往生したら降りて押すこと、よそ見をすると電柱にぶつかることも覚えた。自転車は深く考えず買ったものだけど、こうして世間に出てみると細かな状況判断と周囲へのアンテナが必要で、注意力散漫なちゅう太にはうってつけの遊びだった。
そして公園に行くといつも違う子どもがいる。「あそぼうよ」の一言でもう友達だ。ちゅう太は相手のマネをしたがるので、相手によっていろんな遊び方ややりとりのタイミングを経験することができる。一期一会の友達とうまく遊べた日はちゅう太がひときわ大きく成長したように見える。ここんとこずっと好成績で、もともと女児相手なら楽勝なのだが、同い年の男児ともうまく(けんかになることもあったがちゅう太がうまく折れて)遊べた日が続いて、ちゅう太はすっかり「きしゃぽっぽのこうえんにいるこはみんなあそべる」と思い込んだ。
それで今日は幼稚園から帰ると荷物を置くのももどかしく、おやつも食べずに公園へと繰り出したのだが、今日いたのはママ友グループで来ている子供たち。すでに盛り上がっていて私だったらとても割りこめないけどそこは空気の読めないちゅう太、平気で「あそぼうよ!」と特攻していく。そこまではよかったんだけど、その中にいた女の子を「あっMちゃんこんにちは!」と幼稚園のお友達と勘違い?していきなり熱烈に抱きしめた(知らない子に抱きつくことはなくなってたので、本当にMちゃんだと思ったんだろう。背格好は似ていたが顔全然違うのに)。
女児&親どんびき。私が止めるとちゅう太暴れ出し、なおも抱きついていこうとする。すいませんすいませんと引き離してグループから離れると、受け入れてもらえなかったことでよほど傷ついたのか「もうしらない!しらない!」と叫んでブランコも砂場もジュースもお菓子も全部拒否。それじゃ帰ろうと自転車に乗せると、「もうしらない!もうしらない!」と叫びながらものすごい勢いで自転車をこいでいく。美しい秋の木漏れ陽を浴び落ち葉を吹き飛ばしながら男泣きする後ろ姿に、これはいつの時代の熱血ドラマの失恋シーンかと笑いが止まらない母であった。
どんな勢いで漕いでも補助輪つき自転車なんかたいしたスピードは出ないので、道々「こういう日もあるさ」「急にだっこしたら、相手はちゅう太のこと知らないんだから、この子どんな子だろう、いじわるされるかも、こわい、って思うよ」「ちゅう太のこと知ってる子だったら、ちゅう太くんはやさしいからこわくないってわかるけど、知らない子にいきなりだっこはダメだよ」「あの子はMちゃんじゃなかったよ」「相手が嫌がったらやめるんだよ」「これにこりず、またがんばろう」等々言い聞かせながら歩いたが、「ふーんだ!ふーんだ!」と全否定。でも途中で長い枝を見つけて拾い、振りまわしているうちに笑顔が戻ったので、家に帰っておやつを食べた。
3歳児はすぐ傷つくが、すぐ回復する。今のうちに苦い経験もいっぱいさせとかないといけない。今日は良い日だったと思う。
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