おしい
幼稚園でいつのまにか3時まで預かってもらっているちゅう太が、先日初めて延長を利用した。急用で都内に出ることになり、それは久しぶりのことなので用事が済んだらちょっとぶらぶらしたいなーと思って1時間遅く迎えに行くことに。
延長の子はおやつを持っていく。延長タイムには課題はなく純粋に遊ぶだけ。延長はみんなの楽しみ。なのでちゅう太も「きょうはTくんとMちゃんがえんちょうだったの」とか報告してきたり、興味ありげだったのでいけると思ってたんだけど、前日に「明日延長するよ」と言ったらとたんに話をそらされる。当日朝「今日延長だよ」と言ったらおろおろし、今日は休むと言い出す。それは口だけで、行けば何とかなりそうな様子ではあるが、目に涙をためて「だってはやくままにあいたい」とか言われるといじらしくて困る。
園に着いたらめそめそしながらも素直に入室し、迎えに行ったら元気いっぱい、ずっと先生相手に恐竜講座をやっていたそうで、園長によると「何を聞いてもすぐ答えてくれるの。世界中を講演して回るんだそうです」とのことだった。
そんなちゅう太に先週末、二度目のお泊まり会があった。延長ではべそかいてたけどお泊まり会は二回目なので楽勝だ。そして夫もその日はいないので、完全に一人だ!すげー!どうしよう!と浮かれていたら、いつの間にか家に園ママを呼んで飲み会をすることになっていた。
これは大変だ、絶対にちゅう太を欠席させるわけにはいかない、しかしそのころ園では風邪が蔓延し…といろいろと小さなドラマというかすったもんだあったのだが面倒なので書かない。そんなことより初めてママ飲み会をやったが主婦の飲み会とはいいものだ。私んちなのに座っててもどっかから食べ物が出てくるし、だれかがいつの間にかコップ洗ったり出したりしてくれるし、酔いつぶれて暴れる人もいないし、気遣いから持ち寄られた品まですべてが「適度」。すごく楽だった。またやりたい。
昔はこれがこわくて米ごと捨てたりしたもんだが、今は指でつまむことができる。米はざるやボウルに入れて明るいところに置いとくと、虫が勝手に出ていくので、そいつらをかたっぱしからつかまえて、金魚にやった。これは楽しいのでちゅう太がいない時に一人でやる。
先週健康診断があり、中性脂肪の高さを指摘された。出産以来毎年言われてるんだけど今年は特に数値が高かった。BMIは21.5と標準値だし、肉より野菜や豆腐が好きだし、サラダには何もかけずに食べるし、アルコールは夏の間しか飲まないし、甘いものは好きだけどそんなに非常識な程食べてはいないので不思議だったのだが、調べると、精製された炭水化物(白米、白砂糖、小麦粉等)が一番良くないとのことで、そういえば私はものすごくたくさんパンを食べていた。とくに産後は食べるのも作るのも面倒で、さらに自分が何を食べたいのかまったく思いつかない時、食パンをやたらと食べていた。朝食も昼食も間食も食パン(イオンの総菜屋で買った卯の花とチーズをはさんで食べるのが一番好き)という日が続いたことも珍しくない。今週からパン断ち、ごはんは三分づき胚芽米にする。魚は高いので夫のぶんしか買わないで、私はちゅう太とミートボールとか食べてたけど、今後は魚も食べる。美容ダイエットじゃなくて生活習慣病対策とか堂に入った中年ぶりである。44歳になったら急に老後とかも視野に入ってきた。内面は16くらいから何も変わってないという気がするんだけどそうこうしているうちにヨボヨボになって死んじゃうんだなあ。
実家で七五三披露。20年もののおさがりスーツを着せて写真を撮った。
20年前の男児ズボンってものすごい短パン。いまどきのはハーフパンツばかりで、この丈は(股下5cm)ない。
ちょっと恥ずかしいなあズボンだけ買おうかなあとか悩んだが、着せてみたらちゅう太はやせているのでそれほど太もも丸出し感はなく、ウエストぶかぶかだったので腰ではくようにしたらまあいいだろう、という感じになった。
父はちゅう太と並んで撮った後、自分のバストアップの写真を何枚か撮るように指示。どうも遺影候補を撮っておきたいらしく、孫がいる時なら笑顔を撮れそうだからという80歳のじじ心。その後ちゅう太にキャッチボールを強要され、肩を痛めてガックリうなだれていた。申し訳ない。
幼稚園に迎えに行く途中で虹を見た。こんなでかいのめったにないので写メって園ママ達にメールした。この頃の私はかなり普通に友達づきあいというものができていて、子ども抜きでママ友と会ったりしている。人付き合いの善き見本となる人が今の周囲には多い(思えば昔は周りに変な人しかいなかったということか)。昔の周りの人には悪いが有難いことである。用もないのに人にメールができるなんて。
ちゅう太の動物好きはものすごく、こういう機会は逃せない。そのたび動物を飼うべきかと思うが、犬はハードル高いし猫は1階だから逃げちゃいそうだしモルかハムスターくらいならとか考えても、どうせ死んじゃうしなーと思うと踏み出せない。
マザー牧場ではうさぎを抱き、馬に乗り、牛の乳を搾った。乳搾りには2回も並んだ。いつまででもやっていたそうだった
44歳になった。アラフォーどころではない、ミッドフォーティーだ。先日園ママに年齢がバレた。皆様驚いてくださった。産後の衰えからやっと回復し、元来の強靭な肌力を取り戻したようだ。しかし白髪は染めないともういけない。ちゅう太をおんぶすると数日体がだるい。ちゅう太の成人まであと16年、60歳まではなんとか若いふりして生きていかないといけない。
日曜に夫とちゅう太が珍しく二人で出かけてくれた(県立博物館へ恐竜を見に)ので、ありがたや、ゆっくりちゅう太の衣替えとハロウィン衣装作りなどやり楽していたら、夕方帰ってきたちゅう太が「あのねケーキとプレゼントかったの!ぼうしなの!ちゅうたがえらんだんだよ!」と報告。ママには内緒だよと言われていたらしいが、秘密を守るなんて小学校高学年くらいの能力だから今後気をつけたほうがいい。
いったいどんな素っ頓狂なのを選んだかと思ったら、この無難さ。
母親らしさから一歩も逸脱しない、素晴らしい地味さ。どんな服にも合う。サイズもぴったり。
ちゅう太は本当はものすごく賢いのではないだろうか?
紙を切って「しんかんせんなの」と言うので、わあかっこいい、窓やドアも描いてみたら?と勧めたら
つみきで作った「ぐらんどきゃにおん」アメリカ旅行のことちゃんと覚えている
とうとうパソコンを侵略された
(今のところネット上でできるIQテストと恐竜図鑑のみ閲覧)そ
れにしても部屋が汚い
この夏また大きく成長したちゅう太。友達と上手に遊び、私に言われなくても自分のことを自分でやり、急に叱ってもパニックを起こさず、不機嫌を「だってぱぱがおこったからいやだったんだもん」等と言葉にして表すことができるようになり、字を書くとあっちこっち波打つようだったのに急に横一列にまっすぐ書けるようになった(上の画像「ケントロサウルス」参照)。八月後半は私がまったく怒らない日も珍しくなく、ああ本当に大きくなった、生まれてたったの4年でこんなに成長するとはなあとしみじみ思っていたらさっき買い物に連れてったときカートに足をかけてふざけた末にひっくりかえり、店に迷惑をかけた。いい子でお買い物できたらジュースを買ってやる予定だったが、当然買ってやらなかったら「そんな…」と絶望して涙をボトボト落として泣いた。こういうのも久しぶりだ。明日から二学期。せいせいする。
ボタン押すと恐竜ロボが動くっていうの20分並んでやる
動く巨大模型はたいてい泣いて逃げるはずが、このときはぜんぜん平気だった
3人が車で洞窟に遊びに来たという絵だそうだ。駐車場を描いて車を描かないのはなぜかというと、単に「P」のマークを描きたかっただけらしい。私にしかられた後でぐじゃぐじゃ黒く塗りつぶすようなものを描いていて、その後思い出したようにワンワン他を描きだし、最後に駐車場を描いた。車で洞窟へ~という話は、鬱憤払しの黒いぐじゃぐじゃをごまかすための後付けもしくは昇華であると思われ、成長を感じる
骨皮だったちゅう太が元通りの痩せ型体型になり、鼻と耳が治り、夏バテでなくなっていた食欲も復活してきて、さあエンジョイ夏休みと思うのだが、私が暑さに耐えられず、習い事と登園日など用事がある時以外はひきこもりがち。暑いなか煮炊きもしたくなく、なるべく外食か買ってきたものでごまかしている(そのほうがちゅう太がよく食べる)。新学期まであと4週間。長い。
アメリカ旅行中、ちゅう太は時差ボケで一日一回しかごはんをたべられなかった(起きていても食欲がない)。帰国後もしばらく時差ボケで、気が付いたら骨と皮みたいになっていた。時差ボケが治ったらこんどは夏バテでそうめんとチューチューアイスしか食べない。無理やり食べさせてなんとかおしりのふくらみだけは取り戻し、姑の古希記念北海道旅行にも元気に参加、けのびのテストもクリアしたところで風邪をひき、熱がある間は何も食べないのでまた骨と皮に戻ってしまった。元気ではあるんだけど。いまはちゅう太に高カロリーのものを食べさせなくてはという考えにとりつかれ、いろいろ出してみるがちゅう太が残すのでつい私が食べてしまい、私だけが太っていくという状況に。暑い。(アメリカ旅行の話はいつか書くだろう)
退屈しているのでビニールプールを出してやると、一人で黙々と30分以上遊んでいた。去年は私がそばで見ててやらないと5分ともたなかったのに。最近セッティングだけしてやれば小一時間は自動運転が可能になったのでとても楽だ。
このごろ一人で考えて行動することが増えた。私が忠告や意見をしても「でもこうだったらよかったのに」と(なぜか過去形で)言って自説を通す(しかし廊下や納戸にはおばけがでるかもしれないので私の同行を求める)。
3歳までなんたらという三歳神話は、3歳台と4歳以降の、親の影響力が全然違うっていうことなんだと理解した。カーチャン怒らすとこわいとか大人をなめんなとか、そういう基本的なことは3歳までに叩きこんどかないとあとが面倒だった、よかった、と鬼だった過去を慰めている。やくそくをまもって(おにわでプールのときはせんたくものにおみずをかけない)自動運転しているちゅう太に今や付け入る隙はない。一挙手一投足に口出しできた隙だらけの時代はもう来ない。それにしても暑い。