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2025'05.25.Sun
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2012'01.04.Wed
あけましておめでとうございます
この上着で大きさ比較ができるのも今年が最後

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nedutorii.jpg2010







昨日3歳9カ月になったちゅう太は初めて迷子になった。迷子になるのは珍しくないが(今までは自力で発見)、今日は初めて「呼び出し」をされた。最近よく読んでいる公共のマークの本で覚えた、インフォメーションとか案内所のマーク(!とか?が丸で囲んである)を見つけて、自分で出頭したらしい。我々親がいるところはわかってたはず(ペットショップをひやかしてる最中に失踪した)なので、たぶんこいつは一度まいごをやってみたいと思ってやったに違いないと疑っている(迷子の時はこのマークの場所に行くようにと教えた)。ショッピングモールの中を捜し回ってる時「迷子のお呼び出しを申し上げます」のアナウンスにはっとし、「赤い上着に水色のズボン」に「ああ」と思い、とどめに「ちゅうたくんとおっしゃる4歳のお子さんが~」ときて笑った。呼び出しって恥ずかしいものだな。夫に怒られてべそをかくちゅう太に聞いてみたところ、インフォメのお姉さんには「いままいごになっちゃったんですけどっていった」そうだ。あと今年はもう4歳だねと正月に言われたので4歳と言ってしまったらしい。しっかりしてるんだかしてないんだかわからない。

正月には各実家で、会話がつながるとか話が通じるとか大層ほめられた。今までは口が達者だの成長が早いのと言われていたけど内心みんなもちょっとアレな子だと思っていたんだろう。今は一応一通り3歳の能力の範囲内にあると思う。それにしても相変わらず体がでかくて顔が大人びているので、もっと話がわかるはず、と思ってしまう(私も周囲も)。けどまだ3歳、話が通じているようでも10のうち3くらいしかわかってなくて残りの7は4回に分けて説明し直さないといけない。幼稚園の同級生はもっと赤ちゃんに近いあどけない顔をしていて、ああいう子だったらそう頭にこないだろうに、ちゅう太相手だともうムカついてムカついて仕方がない。でもちゅう太の頭はでかいけど、おしりは小さいことに気づいた。今年はちゅう太にムカついたら尻をさわろうと思う。
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3歳児らしい小尻




サンタさんにもらった育脳マットDXを毎日やってるうちにゲーム冒頭のナレーションを覚えて、ゲームがない場所でも得意になって繰り返している(「あたまもからだもとれーにんぐ かぞくでいくのうまっとでらっくす すきなぼたんをおしてね」以下10のゲームメニュータイトルを暗誦)。こういうところがまだちょっとアレだなーと思う。ちゅう太はなんでもすぐ覚えてマネをして、それは子どもだから仕方がないと思っていたが、よその子はマネするべきところとしなくていいところをわかっていて、余計なことはマネしないことに気づいた。たとえばスイミングのあとでみんなが「こーち、ばいば~い」とか言ってる横でちゅう太だけが「おつかれさまでした!ありがとうございました!」とか言っている(コーチや私のマネ)。他のママさんたちは「しっかりした挨拶ができてすごい」と驚くが、私はなぜ「普通の子」は毎週聞いてる「おつかれさまでした」の部分を言わなくていいとわかっているのかと、驚いている。普通の子はゲーム冒頭のナレーションを覚えてても、たぶん言わない。言ったとしても、そう何度も何度も得意げに繰り返さない。
頭(記憶容量)がでかいのは悪いことではない。良い方向に伸ばしてやることができたらと思うんだけど、それって結局勉強をいっぱいさせるっていうことになりそうで、結局勉強はできるけど空気の読めない男になりそうで、それはそれで仕方ないけど、できればもっと別の方向を目指したいとも思い、親の欲は深い。

この冬ちゅう太はやたら「ままだいすき」と言う。「でも、ままだいすき」というのも多い。何が「でも」なのかはわからず、意味はないのかもしれないけど、私が怒ってるときに言うことが多いような気もし、何か深読みしたくなりもする。とにかく私が好きで好きでたまらないようで、よく息子は恋人なんちうけど、3歳男子の求愛行動は足によじ登ってくるハムスターのようにひたすらにかわいい。周囲の同年輩もママと「けっこんする」とか「あいしてる」とか、なかなかお盛んらしいのを聞くとこれはこの年頃の仕様らしい。反抗を知らぬ乳児期の、あの甘い生活がグレードアップして戻ってきたようで一瞬舞い上がるが、すぐまたパンツをはかないとかごはんを食べないとかチャンネル争いとかで怒鳴りつけないといけない羽目になる。私もまあ過去にはいろいろあったけど、愛と憎しみは紙一重という言葉の意味を本当に思い知ったのはちゅう太を産んでからのことだ。



 
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2011'12.26.Mon
親サンタからはプラレール(「いっぱい作れる!レールと情景つながるセット」&D51&総武線)、おばあサンタからはアンパンマンのかぞくで育脳マットDX、おじサンタからは図鑑、あとお菓子とかもたくさん届いてえらく裕福なクリスマスを迎えたちゅう太は空に向かって「さんたさんありがとうー!!」と叫んでいた(前夜は「うちにもきてください」と夜空に手を合わせていた)。

しかしプラレールをつなげながらもアンパンマンのマット(テレビにつなげて、マットを足で踏んだり赤外線棒を振り回したりして全身使って遊ぶゲーム)が気になり、マットで暴れながらも電車を動かしたくなり、どうにも落ち着かない。気持ちが図鑑に行きつくまでには相当時間がかかりそうだ。電車やるならアンパンマン消して!とか叱られるはめになりかわいそうでもある。去年までは受け身な態度だったが、来年はプレゼントの希望も出てくるだろうし(今年は何度聞いても「ケーキ」だったが)、教育的観点からも来年度は事前にサンタ会議を開催したほうがいいと思った。いくつかあげるにしても核となるプレゼントを1つに絞るか、誕生日とクリスマスで担当を分けるとか。でももらえるうちはなんでももらっとけばいいのかなとか思う黒い私もいて、そのうち園の先輩ママにでも相談してみようと思う。

それにしても3歳過ぎるとおもちゃがおもしろい。メガブロックもそれなりによかったけど(本当はレゴが欲しかったけどメガブロックをもらっちゃったから仕方なく)、プラレールもゲームも楽しい。トランプやオセロも少しずつできるようになったし、しりとりのような言葉遊びもけっこう(根気はいるが)でき、やっと「つきあってやる」から「教えつつ私も楽しむ」という段階にレベルup。来年は折り紙とあやとりで遊びたい。

今日はクリスマスツリーを片付け、ついでに壁に貼ったり棚に飾ったりしていた今年の作品を全部撤去した。来年の作品を置く場所ができたねと言うと納得していたが、箱(amazonの平たいA4箱3つ分)にしまった膨大な絵や立体作品やゴミにしか見えないけど意味があるらしい何かを、まだ捨てることは許されない(忘れた頃に「ちゅうたのつくったへびさんはどこ?」とか聞かれる恐れが)。暇ができたらよくできたのを厳選して後は捨てたいが、私のセレクトとちゅう太本人の気に入ってるものはだいぶ違いそうなので難しい。



2011'12.17.Sat
treedeco.jpgクリスマスツリーにはいつのまにか七夕飾りが(枯れた笹の葉がまだ部屋に飾ってあった)移植されていると思ったら、チェンリングとか、去年motherclubで作った紙皿に折り紙貼っただけの飾りとか、ちゅう太がいいかげんに切りぬいたチラシとか、はがきとか、わりばしに折り紙巻きつけたものとか、毛糸のきれはしとか、納豆パックのふたとか、いろんなものがくっつけられてごてごてと重そうになっている。画像でかぶってるのは私が編んだサンタ帽。なぜかあまり喜ばないのを無理にかぶせた。


今年前半のことはなんだかもうあまり思い出せない。9月以降にちゅう太が熱中したものについて記録しておく。

9月~10月 銀河鉄道999
以前も書いたけど、テレビのハードディスクから勝手に発掘した999を毎日見ていた。これがBSの特番なのでいちいち長い。アニメのストーリーのほか声優座談会とかファンの集まりとかイベント列車の紹介とかささきいさおとタケカワユキヒデ夢の共演とかいろんなコーナーが挟まってて4時間くらいあるのがたしか全5回。そしてちゅう太は最初主題歌とエンディング曲だけを繰り返し見ては列車が走るマネをして喜び、「次回予告」を繰り返し見てナレーションを覚え「つぎはみーくんのいのちのやかたにとまります」とか言い続け、それからNHKアナと杏(メーテルのコスプレ)のMCを繰り返し見て覚えて「こんばんは、あんです」とか言い出すなどストーリー以外のコーナーを繰り返し見て覚えてなんかいろいろマネして、それからやっとストーリーを見るようになった(でもこわいシーンは早送り)。この頃は外に行っても私を大声でメーテルと呼んだり(恥ずかしい)、動物園で見たこうもりを「これは惑星こうもり」だと言い張って私とケンカになったりした。そしてこの頃から3つのものを家族に割り振っては安心するようになる(「ぼくはてつろう、ままはめーてる、そしてぱぱはしゃしょうさん」)。

10月 高田純次の宝石学
999に飽きてもなお惰性で見ていた頃、ハードディスクから偶然発見したのがNHK「極める 高田純次の宝石学(全4回)」。なぜか4回目は録画できなかったので3回分だけだけど、どういうわけだかこれを日に何回も見るようになり、「すいしょう、しとりん、ろーずくおーつ」など宝石の名前をどんどん覚えた。高田純次が何か言うたびにケラケラ笑っていたが、早口だったせいかちゅう太の理解できない語彙が多かったせいかあまりマネはできなかった。甲府に旅行した際、宝石博物館に行ったらやはり「るびー、だいやもんど、えめらるどー」と言っているのを館員に見つかり、小石のつめあわせをもらったのが良い思い出である。「ぼくはだいやもんど、ままはしんじゅ、ぱぱはさふぁいや」と決定。

11月 三遊亭小遊三
宝石にも飽きてハードディスクを漁っていたところ「今どき落語」を発見、小遊三の「替り目」を毎日見だす。そして割り箸を片手に正座、ぺこりとおじぎしたと思ったら何かぐじゃぐじゃ言いながら激しく動き出したので、何かと思ったらこれが「らくごのまね」なんである。酔っ払いが歩く場面、割り箸を床にコンコンつきたててもう片方の手で戸をたたくしぐさ、聞き取れるのは「えーおなかがすいちゃうんですけど」くらいであとは「あれっ?あれっ?」と戸を叩いて笑って「ありがとうございました」で終わっちゃうんだけど、なんかむちゃくちゃリズム感があっておもしろくて思わずビデオに撮った。しかしこれをほめておだてて何度も撮っていると芸が荒れてくるんである。一番キレがよくておもしろかったのは最初の1~2回だった。これに(親が)浮かれて落語家にしようとか思うといろいろ間違うんだろうと思った。飽きた頃、同じく「今どき落語」の三遊亭白鳥を見せてみたが、あまり興味を示さなかった。古典のほうが好きなのか、小遊三が好きなのかは不明。

12月 キャンディーズ
夏にブームだったキャンディーズが再燃。夏はおもにCDを聴いて踊っていたが、今回は(これもハードディスクから発掘した)スーちゃん追悼番組(数年前にBSでやったのの再放送)を黙ってヘビロテ鑑賞。ちなみにTBSの追悼番組も保存していたが、そっちは編集がいまいちでCM多いしマチャアキの話が長いしで嫌がり、BSのほうしか見ない。ある日「きゃんでぃーずはかながわ」と言い出したので何かと思ったら、紅白でさがらなおみがキャンディーズを紹介する時「キャンディーズはさわやか」と言ったところのマネだった。というように常に横道から入っていくちゅう太である。カタカナとアルファベットが少し読めるようになったので「すくーるめいつにはいりたい」とか「えむえむぴー」とか言い出し、電線音頭に笑い、そうしてからやっと「らんちゃん、すーちゃん、みきちゃん」とメンバーの名前を言うようになった。今は「やさしい悪魔」の衣装を「むしみたい。てんとうむし」とか「アンドゥトロワ」の衣装を「おふろあがり」とか評しているところ。「ぼくはすくーるめいつ、ままははーとのえーすがでてこない、ぱぱはそのきにさせない」


ちなみに全部夫が録画しておいたもの。そういうつもりじゃなかったのにいつのまにか昭和文化の伝承者のようになっている。幼稚園ではまだ追いかけっことか折り紙とかしてれば済むけど、小学校入ったら友達と話が合わなかろう。
テレビばっかり見ているようだが、交通公園詣でや図書館、池の鯉に餌やり、おやつ作り、くもんのワークブックなどもこなしたうえでこれだと言い訳したい。でも今月は風邪ひきがちだし外寒いしでテレビ見せがち。「キャンディーズは一日一回」と約束させたけど今日もすでに2回見てしまった。



 
2011'12.05.Mon
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一昨日3歳8カ月になったちゅう太は急にまたでかくなった。100cmのズボンをはくとしゃがんだときにローライズの女みたいに尻が見える。トレーナーもつんつるてんで、あわてて新しい服を買いに行った。ざっと計ると身長106cmくらいになっている。子供は毎月5ミリずつ、とかじゃなくて一カ月で突然3cm、というような伸び方をするので油断できない。相変わらず頭も大きくて私と変わらない。昨日は東京タワーに行ったら展望台が4歳以下は無料で、「3歳です」と言ったらすんごい疑いの目で見られたけど本当なんだからしかたがない。さらに本人がたまに(願望で)「ごさいです」とか「しょうがっこうにいきたい」などと言うのであわてることがある。でも言動は3歳のアンバランス。

だんだん質問が増えてきた。数ヶ月前から「これかいていい?」「きっていい?」は聞くようになった(壁にいたずら書き、大事な書類をハサミで切る等の行為を厳しく厳しく厳しく叱りまくったため)が、普段の生活上で質問することはほとんどなかった。それが少し前から「おやつはクッキーだよ」「明日はお休みだよ」とか言ったときに「くっきい?」「おやすみい?」などと疑問文で返答するようになった。これがオウム返し時代とは微妙に違う感じ。それからおやつを出すと「ままのぶんは?」夜になると「ぱぱは?」みかんを出すと「ちゅうたのみかんもある?」などと何かにつけて聞くようになった。あと工具とかを見て「これはなににつかうもの?」とか(今までは「これはていでんのときにつかうんだね」などと勝手に決めていた)。質問期は2歳過ぎから始まるっていうからだいぶ遅れたけど、これからもっと増えてきそうで楽しみ(本格的に始まったらウザいんだろうが)。

話せばわかる感が増してきたので、難しいと思ってきた「人との距離」についてもじっくり説明してみた(毎晩風呂が説教タイムになっている)。ママパパとは抱っこの距離でおっぱいとかおなかをさわってもいい、お友達とは手をつなぐ距離で抱っこしない、先生やプールのコーチとは隣に並ぶ距離でおっぱいとか絶対触らない、近所の人や知らない人には手を伸ばしても届かない距離であいさつだけ。ルールを覚えるのが楽しい年頃、ゲーム感覚ではあるが「きょりをおぼえたよ」と喜んでいる。
近所の人に会うと「こんにちは!」と何度も言うのはこの夏「あいさつは一人一回」と教えてなんとかおさまったのだが、相手から挨拶が返ってくると相手の前に立ちふさがって「ぼくさんさいになったの。ようちえんにいくの」などと詳しく話し出すのに困っていたので、「こんにちは、と一回言ったら通せんぼしないでそのまま通り過ぎる」練習をした。しかし「こんにちわ。とおりすぎる」と言って笑ってしまうのでひっぱたいて「とおりすぎる、は言わない!笑わない!こんにちはだけ!」と、これは遊びではない殺気を出して練習。廊下で延々と。翌日には挨拶だけしてクールに通り過ぎることができたが、駐車場で子連れママに会うと、やっぱり「ぼくさんさいになったの」をやってしまった。
相手が3歳以下だと、外にいても単に公園や買い物に行くだけで暇なので子もママも喜んで相手してくれる。快く相手してもらえた場合は叱りにくい。しかし相手が4歳以上だと、外にいるのはこれから登園だとか習い事だとかで忙しいという意味なので迷惑。小学生以上だと子供のほうがちびっこの相手なんかしてくれない。ちゅう太にそういう区別はまだつかない。とりあえず、人が外にいるのはご用があるからで、通せんぼするとその分ご用の時間を横取りすることになるんだよってな話をしてみたがこれはまだむずかしいか。

時間については、毎朝時計のおもちゃを9時に合わせて「時計の針がこれと同じ形になったら幼稚園の準備を始めます」とかやってるうちに、○時ジャストと○時半はなんとかわかるようになった。時間の話ができるようになるとなかなか便利で、本人も時計が読めてうれしいので「3時半になったら帰るよ」とか言えば素直に言うこと聞く。時間がわかるとなんというか、すごく文明化っていうか社会化っていうか、大人の世界に指先が入った感じ。時間割と無縁な未就園児のころはほんとにのどかな期間だったがもう後戻りはできない。

字を書くのが好きで毎日練習しているが、「の」がどうしてもひっくりかえったり寝転んだり裏返ったりしてしまうので、厚紙を「の」の形に切って紙に貼り、指で何度もなぞらせてから書かせたら、すぐ書けるようになった(ちゅう太の園ではそういう覚えさせ方をする)。あと数字も1,2,3,4まで書けるようになった。
1 2 3 4
1 2 3 4
1 2 3 4
1 2 3 4
と紙に書かせていたら、この数字をぐるっと線で囲んで、「ぴっぴっぴ」と数字を指で押し、何かと思ったら「はいひゃくえんになります」とか言ってレジのつもりである。紙と鉛筆があればおみせやさんごっこができるちゅう太はやっぱり天才。


2011'11.09.Wed
letter.jpgちゅう太が書いた長い手紙。
内容は聞くたびに違うのでわからない
(紙は通販で買った靴の納品書)



私が幼稚園への連絡帳や、実家に手紙を書いていると、ちゅう太が寄って来て落書きしようとする。叱ると「ちゅうたもおてがみかきたい」と言い、内容を聞くとたいてい「おじいちゃんおばあちゃんがげんきでいますようにって」と言う(七夕の短冊と混同している)。適当にあしらっていると、チラシの裏などにぐにゃぐにゃした字のような何かを書いている。ちゅう太は字が書きたくてたまらないらしい(そういえば最近絵を描かない)。(ちなみにひらがなはもう全部読めるけど、カタカナはまだあやしい)

そこで、くもんのワークブック「はじめてのもじ」(2~4歳向け)を買い、外遊びから帰った後、夕飯の支度までの30分間程度だが毎日一緒にやっている。いきなりあいうえおを書くのではなく、最初はまっすぐな線を書くだけ。指先の力をつけないことには何も始まらない。まっすぐな線をたくさん書いたあと曲がった線の練習をし、12ページめでやっと「し」を書く欄が出てきた。「し」と「つ」が書けて本人大満足。

しかしちゅう太は長い時間じっと座っていられないし、えんぴつを持つ指が途中ですぐ変なことになってしまうので、ついつい指が違う!しっかり持って!もっと力強く!座れ!などと大声でどやしつけてしまう。それでもちゅう太はいっしょうけんめいやるので、余程のことなんだろう。字を書きたいという欲求が。

「く」を、見本の枠内になら書けるけど、余白に書かせると「へ」とか「〉」とか「V」になってしまうので、イライラして何度もやり直しをさせたがなかなか書けない。でもこれ以上怒ったら勉強する意欲を一生なくすかもしれない、と不安になり、その日の勉強は終了。私自身はそもそも勉強をする(自宅で机に向かう)という習慣がまったくなく、高校受験もコタツでテキスト1ページやったら寝てた、という記憶しかない(高校は定員割れのとこに入れた)。こんなんで家庭学習の習慣をつけさせてやれるのか、まったく自信がない。

ごはんも手づかみのちゅう太に、スプーンの持ち方とえんぴつの持ち方は同じ、スプーン上手に持てると字も絵も上手になっていいことずくめ、と話すと、やっと少しスプーンで食べてくれるようになった。字のほか、めいろブックやジグゾーパズル(6ピース)などもやりたがり、今月のちゅう太はなんだか知的である。
 
2011'11.02.Wed
kickskater2.jpg自転車をクリアしたら、今までまじめに乗ろうとしなかった(尻をつけてチョッパーみたいにバンザイしてハンドル持ってた)キックスケーターもマスター 






明日で3歳7カ月になるちゅう太は話せばわかる男である。春頃は話して話して話して耳元で怒鳴りつけて泣かして泣きやんだところで改めて話せばわかる、という感じだったが今はもう秋、生活上のことなら普通に話せば3回以内にはわかる。前回日記の女児抱きつき事件の翌日、ちゅう太は園でも反省した様子を見せ「だっこしない。あくしゅから」と語っていたという。そして後日また公園でMちゃん似の女児に会った際は本当に握手から始めたが、それも嫌がられたので(ちゅう太と違って内気でこわがりな子もいるんだよ、としまじろうの友達マルリンを例に挙げて説明し)、その次に会った時はもう近づかなかった。
(その後園のハロウィンパーティーがあり、ちゅう太がかわいい女児にやたらくっついていこうとする姿を見てしまったが、女児はみんなすげえ冷たく「やめて!」と言い放つので、ああやっぱり嫌われてんのかなと思ったら、それは園長から「いやなときははっきり言おうね」という指導が入ってるからで、それ以外ではみんなちゅう太とキャッキャウフフ遊んでたので安心した)

毎朝の登園ぐずり、あれやこれやおだててなんとかやってはいるけど同じ手は何回も使えず、結局はふんづかまえて肩に担いで園舎に放り込むようなことになってしまうので、困った果てにやけくそのように大声で「えいえい!」「おー!」「ちゅう太はできる!」「できる!」「ちゅう太は頑張る!」「がんばる!」などと掛け合いをしてみたら(自宅を出るときと、園に向かう車中で)、その勢いで車から飛び降りて「ちゅうたはやる!やるぞー!」などと叫びながら元気に登園した。騙されやすい奴だ。朝っぱらから絶叫すると喉が痛み頭がクラクラする。そこまでもっていっても園舎で靴を脱ぐ段になってぐずりだしたりするので気を抜けない。この手は何日持つだろうか。

ちゅう太はタップダンスが好きなので、「巴里のアメリカ人」と「踊る大紐育」を見せてみたら喜び、さっそく自分の振り付けにジーン・ケリーを取り入れていた(飛行機のマネをしてくるくる体を翻す動きに似たものを確認した)。夫はタップの教則DVDまで買ってしまったがそれはどうかと思う。また、ドライブ中にキャンディーズのベスト盤のCDをかけていたら、曲ごとに「これはわらってるきょく」「これはこまったきょく」「これはおかいもののきょく」「これはみんなあつまれっていうきょく」などと、20曲くらいをすべて違う言葉で形容してみせた(どれもけっこう的を射ていた)。この語彙の豊かさ、表現力、やっぱりちゅう太は天才。

ちゅう太は機嫌が悪い時、疲れてる時は私と反対のことを言う(「おいしいね」「おいしくない」など)のでイライラする。そこで最近「共感することの大切さ」を教えようと努力中(ちゅう太がほんとに発達障害だったら自然に気付くまでに10年はかかると思うので。それまで私の忍耐は持たない)。おいしいねって言ったとき、「そうだね」って答えてくれたら、同じ気持ちなんだなってうれしくなるよ、でも反対のこと言われたら、一緒にいるのに違う気持ちなんだなってさみしくなるよ、と、ちゅう太にわかる言葉を選んでなんとか説明してみたが、「おいしいねっていったら、おいしいねっていって、そしたらおぎょうぎがいいんだね」などと言っている。ちゅう太の言うことにいちいち反対してみて「どうだ嫌だろう」と詰め寄ったり、寒かったり暑かったり眠かったりするたびに共感を強いていたら、「そうだよねー」などと自分から言うことが増えた。表面的にまねているだけでもかまわない、気持ちは後からついてくるだろう。とりあえず私をキレさせない方法を身につけてくれれば。

園長が常々、ちゅう太君の吸収力はすごい、と言っている。本当にここ数カ月の成長ぶりはすごいと思う。具体的にどこがどうと言いにくいんだけど、ここ茨城の気候と風景、日々の食事、ご近所の触れ合いから天てれに芦田愛菜ちゃんまで、あらゆることを取りこんで内面を多重構造にしていると感じる。私の何気ない一言から動作から服装からも、ちゅう太の中でどう育って吉と出るか凶と出るか、まったくわからなくてすごくスリリングな毎日である。深く考えると恐ろしいので母ちゃんというものはどんどん大ざっぱに無神経になっていくのだ。

2011'10.26.Wed
d51.jpg999ブーム中のちゅう太にとって近所の公園は聖地(D51が置いてある)




d51_3.jpg
よじのぼることもできるし






d51_2.jpg
操縦席にも座り放題






bycycle2.jpg
そして今や自分の自転車で行けるのです






ここ最近、近所の公園に日参している。ちゅう太が自転車で行くようになったので(それまでは私のママチャリで運搬されていた)、私は並走して(自転車ではなく足で)方向を指示したり注意を喚起したり段差で立ち往生したとき押してやったりしている。ママチャリに17キロ乗せて上り坂を走っていた頃とどっちが疲れるか、わかんないけどこれも疲れる。公園の砂場で長時間しゃがんで遊んだりもするせいか足腰痛い。

ちゅう太は自転車だと弱音を吐かず上り坂でもがんばる。私よりも信号を守るし(私が歩行者信号点滅してるとき渡ろうとしたら叱られた)、車を見たら(すごく遠くでも)止まる。歩道で散歩犬がむこうからやってくるのを見て「わんちゃんがくる。ぶつかる。どうしよう」と動揺したが、止まってやり過ごせばいいと教えると、すぐ自転車や通行人とのすれ違いにも応用することができた。段差で立ち往生したら降りて押すこと、よそ見をすると電柱にぶつかることも覚えた。自転車は深く考えず買ったものだけど、こうして世間に出てみると細かな状況判断と周囲へのアンテナが必要で、注意力散漫なちゅう太にはうってつけの遊びだった。

そして公園に行くといつも違う子どもがいる。「あそぼうよ」の一言でもう友達だ。ちゅう太は相手のマネをしたがるので、相手によっていろんな遊び方ややりとりのタイミングを経験することができる。一期一会の友達とうまく遊べた日はちゅう太がひときわ大きく成長したように見える。ここんとこずっと好成績で、もともと女児相手なら楽勝なのだが、同い年の男児ともうまく(けんかになることもあったがちゅう太がうまく折れて)遊べた日が続いて、ちゅう太はすっかり「きしゃぽっぽのこうえんにいるこはみんなあそべる」と思い込んだ。

それで今日は幼稚園から帰ると荷物を置くのももどかしく、おやつも食べずに公園へと繰り出したのだが、今日いたのはママ友グループで来ている子供たち。すでに盛り上がっていて私だったらとても割りこめないけどそこは空気の読めないちゅう太、平気で「あそぼうよ!」と特攻していく。そこまではよかったんだけど、その中にいた女の子を「あっMちゃんこんにちは!」と幼稚園のお友達と勘違い?していきなり熱烈に抱きしめた(知らない子に抱きつくことはなくなってたので、本当にMちゃんだと思ったんだろう。背格好は似ていたが顔全然違うのに)。
女児&親どんびき。私が止めるとちゅう太暴れ出し、なおも抱きついていこうとする。すいませんすいませんと引き離してグループから離れると、受け入れてもらえなかったことでよほど傷ついたのか「もうしらない!しらない!」と叫んでブランコも砂場もジュースもお菓子も全部拒否。それじゃ帰ろうと自転車に乗せると、「もうしらない!もうしらない!」と叫びながらものすごい勢いで自転車をこいでいく。美しい秋の木漏れ陽を浴び落ち葉を吹き飛ばしながら男泣きする後ろ姿に、これはいつの時代の熱血ドラマの失恋シーンかと笑いが止まらない母であった。

どんな勢いで漕いでも補助輪つき自転車なんかたいしたスピードは出ないので、道々「こういう日もあるさ」「急にだっこしたら、相手はちゅう太のこと知らないんだから、この子どんな子だろう、いじわるされるかも、こわい、って思うよ」「ちゅう太のこと知ってる子だったら、ちゅう太くんはやさしいからこわくないってわかるけど、知らない子にいきなりだっこはダメだよ」「あの子はMちゃんじゃなかったよ」「相手が嫌がったらやめるんだよ」「これにこりず、またがんばろう」等々言い聞かせながら歩いたが、「ふーんだ!ふーんだ!」と全否定。でも途中で長い枝を見つけて拾い、振りまわしているうちに笑顔が戻ったので、家に帰っておやつを食べた。
3歳児はすぐ傷つくが、すぐ回復する。今のうちに苦い経験もいっぱいさせとかないといけない。今日は良い日だったと思う。
 
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