(サイズ調整してない。私の頭幅のままかけている)
頭は相変わらず大きいが、背が伸びたせいか、全体のバランスとしてはそんなにおかしくなくなってきたような気がする。でもまあやっぱりでかい。そして部屋が汚い。
こなれた芸をするシーパラのセイウチさん。背後のプールにはジンベエザメがいる(ジンベエザメが来たせいでイルカショーがなかった)
霞ケ浦の美化を訴えるポスター(汚くても一応水着で入る子)
大洗水族館に行った話を書いたが、その前の週にはかすみがうら水族館(前にも行った極小館)、その前週には八景島シーパラダイス(広すぎるので遊園地では遊ばず、水族館部分のみ)に行っていた。どんだけ水族館好きなのか。
ところで保育園の件だが、もう付き添うのやめて一人で預けると前々回の日記に書いたけど、結局また付き添ってきた。そして来月も付き添うことになった。なんでだ。
ちゅう太は見学も含めるともう6回も保育園に行き(2~3時間ずつだが)、3回給食を食べ、朝の会の歌を覚え、椅子に座ったり移動したりが素直にできるようになった。まだ「かして」「いれて」を頑として言おうとしないので友達との衝突はあるが、一時預かりは1歳~4歳の混合クラスで、大きい子相手にハッキリ「だめ!」とか言われてひるんでいるから、これはまあそのうち悟ると思う。保育士に対してははじめよそよそしくしていたが、ちょっと慣れて絵本を要求したり「しぇんしぇい」とか言うようにもなった。
何が問題なのかというと、ちゅう太はこの頃トイレのとき全裸になる。脱がなくてもできるよと言っても(濡れるのが嫌なのかと)裾をまくってやっても、ひとりで脱ごうとして脱げなくてシャツで顔をふさいでバンザイしたままクルクル回って泣いているので、しかたなく脱がしている。脱がすと素直にトイレに行って上手にできる。
私が付き添ってると私がトイレの世話をし、着替えさせ、食事の面倒も見ることになるので、母子分離の練習にならないじゃないかと思うんだが、保育士は「はだかんぼになっちゃったりするから、子供の数が多い時はちょっとお世話が…」と難色を示す。来月はすいている曜日を選んで申し込んでみたが、「様子を見て、大丈夫そうだったらその場で延長保育もできますから」となだめられ、また半日保育付き添いつきで申し込みし直すはめになった。と言われても当分直りそうにないんだけど全裸癖。この先ずっと付き添えっていうんですか。昨日は一度だけ着たままできた(保育士が介助したとき)。やっぱり私がいないほうが言うこと聞くと思うんだけどなあ。
私から見て、ちゅう太よりも問題ありそうな子もいるのになーと不満タラタラである。面倒を避けようとされるのは保育園(預かり機関)だからだろうか。幼稚園(教育機関)のほうが良かったのかなあ。幼稚園前の練習になんて思ってたけど、最初から2歳児おkの幼稚園に入れたほうが早かったか。あー選ぶのって難しい。きっとこの先も悩んだ果てにやっとこさ選んだほうが間違ってた、ってことがたくさんあるんだ。今までは自分のことだけだったから失敗してもまあなんとか納得してきたけどさあ。こうならないためにこれまでの自分(だけ)の人生の間に選び考える力を鍛えておくべきだったんだ。私がのんべんだらりと生きてきたツケを子孫も払い続けるんだ。超高齢出産だったくせに過去の経験が何の役にも立ってない無駄な人生。
と鬱憤がたまったので昨日は園から帰宅してちゅう太を昼寝させてからひとりでラーメン食いに行った(私には給食出ないので腹が減った)。帰りにアイスまで買ってしまい食い過ぎで苦しい。この冬は太りそうだ。
外に陶器のすべり台があったので遊ばせると大喜びで「もういっかいすべる!もういっかい!」
あまりに面白そうにしているので、5歳くらいの子が来て一回滑ってみたが「つまんねー!超つまんねー!」と叫んで行ってしまった。あと2~3年でちゅう太もすべり台なんかツマンネと思うようになってしまうのか
2歳6カ月になったちゅう太はねんどとアンパンマンに夢中である。ねんどは絶対食べると思うので与えてなかったのだが、先月市の親子教室で手作り小麦粉ねんどをもらってしまったのでなし崩しに。口に入れるな!を叩きこむまでにひともんちゃくあったが今はなんとか平和に型抜きなどしている。
アンパンマンは意図的に見せていたらすっかりはまった。キャラものには触れさせなくてもいいと思っていたのだが、スイミングで同じクラスの子(ちゅう太より数か月上)がアンパンマンのストーリーを事細かに(一方的に)私に話して聞かせてくれたことに感心し、複数のキャラクターの名前を覚え性格を把握し物語の流れを理解するっていうのはある程度の訓練が必要な高度な精神活動かもしれない、と思い直した(教育テレビキャラでもいいんだろうけど、やはりアンパンマンは覚えとけば幼児界の社交に役立つ)。
そこでわざわざ録画して見せてみたらなかなか真剣に見ておる。折しも鼻血が続いた件で9月は週2で耳鼻科通い、待合室のアンパンマン絵本(2冊しかない)を繰り返し読んでいるうちに「ぼきんちゃん(ドキンちゃん)」「たかこさん(バタコさん)」「ばいばいきーん」などと発言するようになった。しかし性格や物語を理解しているかどうかはあやしい。
最初笑ってる顔を描いてたが、ある日ふと口をOの形にして「おっ!?」とか言ってみたら大ウケして、以来こればっかり描かされるはめに…
ちゅう太が描いたアンパンマン
前回の日記で書いた食事に時間がかかりすぎる件は、間食を減らすことであっさり解決した。午前10時と午後5時のあいしゅ!じぇりー!びすこ!攻撃に耐えさえすればよかったのだ私が。
またそのほか、この10日間ほどの間に
・散歩中、すぐだっこだっこ言わずに長い距離を自発的に歩くようになった
・手や靴が汚れると気にするようになった
・一人で遊ばせようとすると「ままもいっしょにやるー」とか言って誘うようになった
・散歩中、偶然出会った友達をすぐ認識、名前を呼んで一緒に遊んだ
といった成長が見られた。
トイレトレはなんだかもうよくわからないのだが、やるときはやるし、やらないときはやらない。外出先のトイレなら絶対(補助便座がなくても和式でも暗くて怖くても)できる。家では、やれるのにやらない。保育園の面接でも説明に苦慮した。たぶん園なら(ええかっこしいだから)はりきってやると思う(体験保育の間にも何度もできたし)。でもそのぶん、家では反動がきそうでこわい。
ちゅう太は私の怒り声を聞くとパニックを起こして何も通じなくなってしまうようなので、怒っていても怒った声を出さないようにし(竹中直人の「笑いながら怒る人」の逆)、保育園の先生を見習ってなんでも明るく励ます(もしくは煙に巻く)ようにしむけていたらだいぶ改善されてきた。保育園は今月は慣らし保育なので午前中のみ、私もずっと一緒についてるので、この機会に少しでも保育士の技を盗めたらと思う。
ボールプールにおぼれて(イオンの有料キッズスペースにて)
初めての大福
田島征三の「だいふくもち」に夢中だけど、まだ大福を食べたことがなかったので与えてみたら、うまいうまいと喜んだ
2歳5カ月になったちゅう太は、何かといえば「じぶんで~じぶんで~」と言って泣く(泣かんでもよかろうに)。
おむつや服の着脱、照明の点灯にドアの開閉、牛乳をつぐとか卵をかきまぜるとか途中まで食べたチューチューアイスのチューブをはさみで切るとか、もーうるさくってしょうがない。
やらせてやればいいだけだから楽なんだが、ひとりでできないことも多いし、私もぼんやりしててついうっかり自分で麦茶をついじゃったり、さっさとおむつを脱がしてしまったりすることがある。すると汚れたおむつを履き直してからまた自分で脱ぐというような哀れなことになる。
一人でできないことは「手伝おうか?」と声をかけ、たとえ私がほとんどやってやったとしても、ちゅう太がひとりでやり遂げたっていう体裁にしないとおさまらない。
じぶんでじぶんでと言うわりには、車のチャイルドシートに座らない。抱き上げて座らせようとするとじぶんで~と言って暴れ、まかせてみると座らないで運転席のほうに身を乗り出してハンドルとかいじるので、急いでる時はほんとにイライラする。
毎回怒鳴りつけて腕づくで座らせてたけどお互い気持がささくれるし駐車場では人目もあるので、悩んだ結果「10数える間に座ろう。1,2,3…」とか言ってみたらあわてて座るようになった。めでたし。
めでたいといえば最近の大きなトピックスは、スイミングの体操室から脱走しなくなったことだ。
毎回プールに入る前の体操の時間にひとりだけ外に出てってしまい(ほかの子はおとなしくママの横で体操している)、毎回私やコーチが追いかけて連れ戻してたのだが、7月くらいから脱走してもプールまでは行かずに手前のシャワー前で立ち止まって待っているようになり、「そういえば今日は1回しか脱走していない」と思う日があり、8月に入ってからは体操の時間内はずっと体操室にいるようになった(体操室の中でひとりで駆け回ってたりはするが)。
同じ頃から、外出先で駆けだしても、一応私の目の届く範囲内で立ち止まったり、戻ってきたりするようになった。必死で追いかけなくてもよくなったのでとても楽。ちゅう太は多動児かもとこぼしたら、鯨先生が「そんなのまだわかんないわかんない!」と早口の茨城発音で言ってくれたけど、まだまだわかんないものだ。
すごくうれしいとき(スーパーでだだこねて叱られて大泣きした後お菓子をあげたときなど)私のことを「ままさん」と言う(最大級の敬称らしい)。ミニゼリーやDVDを要求する時いきなり「これでさいご」と交渉する。亀のおもちゃにまたがって「どこにいこうかー」と言ったり、引き出しから大きいクリップを取り出して遊んでるうちにすごくちっちゃいクリップを発見して「あかちゃん」と言ったり、消防車のミニカーにお菓子を食べさせるマネをする(ハシゴの動く部分をカタカタさせて「ぱくぱく」)とか、こちらの意表を突く表現をすることが増え、楽しい。
トイレトレーニングは依然終わらない。最近寝起きの機嫌が最悪で(以前は素晴らしく寝起きの良い子だったのに)ベッドから抱っこで移動してリビングに転がしておき、頃合いを見てテレビをつけてやると徐々に正常化する。正常化する前に何かさせようとすると大泣きするので、おむつがタプタプになっても触れられない。
そのかわり夕方~夜にかけては自分でトイレに行く回数が増え、今までノーマークだった午前中にもたまに行くようになった。しかしまだまだおむつかパッドが手放せない。スイミングの和式トイレでは毎回完璧。先日行った美術館のトイレでもできた。よそのトイレのほうが新鮮で好きみたい。
トイレトレの本やしまじろうのDMマンガを見ても、「トイレのやり方を理解→ヤター!できたよ! ~END~」なので、できるくせにやらない(うっかり失敗じゃなく、やる気がない)奴のことはどうしたらいいのかわからない。結局ここでも気長に待つしかなく、今日も黙ってパンツ洗いに床掃除。
2歳4カ月になったちゅう太は急に改心したのか「おててつないで」ブームが来たのかわからないが、とにかく手をつないで歩くようになった。だっこと言って座り込んだり、エスカレーターを見ると突進したりするのは相変わらずだが、少しでも手をつないで同じペースで歩けるというのは、それだけでもうすんごい楽なのである。傍目にも躾のできた良い子ちゃんのようだ(でもまだスーパーではカートに乗せないと無理)。
同時に「お返事はーい」ブームもきたようで、何かというと右手を挙げて元気に「はーい!」と気持ちのいいお返事をする。これもまた好印象。ごめんねやありがとを適切な場で自発的に言えることも増え(促さないと言わないこともまだまだ多いが)、やっとわかってきやがったというところである。
発達相談のたびに「コミュニケーションが一方的」と言われるちゅう太だが、このごろ私のことを(やっと)ママと呼ぶようになった(これまでは声に出して言ってみたい日本語、という感じでたまに「まま」と言うだけ、私を探すときは「だっこ」。それが「ねえまま、なにしてあしょぶー?」とか言うようになった)。バイバイと名前呼ばれて返事が100パー完璧にできるようになったのも2歳過ぎてからで、こういう部分が普通より半年くらい遅れてる感じだけどまあ着実に成長はしている。
「自分の言いたいことは喋るが人の質問に答えない(答え方がわからない)」という点は相変わらずで、さらに「積極奇異」かな?と思えるような行動もとりだしたので(知らない子にいきなり抱きつくなど)、ちょっと深刻に考えて発達障害の本を買ったり幼稚園の情報収集をそういう角度から探し直したりしていたが、注文した本がamazonから届くのを待ってる間に行ったイベントではよその子になれなれしくとかしなくて、しかも私の指示をよく受け入れたりもしたので、あれ?やっぱり大丈夫かな??と拍子抜けした。
遅れているのは確かだけど、ちゅう太なりに考えている(前回叱られたことを次回挽回しようとチャンスを狙っている)ような気がする。
ところでちゅう太の言いたいことというのは、以前は絵本のフレーズだったが、最近はもっぱらテレビの「0655」である(教育テレビで朝6時55分からやってる5分番組で、構成は子供番組みたいだけど大人向け)。「ぜっろろっくごーごー」というオープニングの一声と、視聴者の犬猫を紹介する歌(これが大好きで、手拍子をしながら見る)をしょっちゅう口にする。「いないいないばあ」「おかあさんといっしょ」には以前ほど食いつかない(歌のコーナーは好き)。夫が録画して昼間見ている番組を覚えて、空耳アワーでは意味がわからなくともオチになると一緒に笑うし、突然「くもじいじゃ!」と名乗ることもある。録画した0655とchat catとDVDの「ぽこよ」ばっかり見たがって絵本をあまり読まなくなったのでちょっと焦って、おととい久々にじっくり絵本を読んでやったら、昨日は絵本の時間に自ら「けすー」とテレビのリモコンを渡してきた。ちょっとうれしかった。
ちゅう太との衝突を避ける方策として、手伝いをさせることを実践しているが、現在ちゅう太にできるお手伝いは「洗濯物を洗濯機に入れる」「麦茶を飲む時は自分でボトルのふたをあけ、自分でコップにつぎ、自分でふたをしめる」「掃除するとき、掃除機のプラグを差し込む」「夫あての宅配便などを夫の部屋に持っていかせる」「風呂に一足先に入ってシャワーを出しておく(私が入る頃お湯になる)」「寝る時に部屋の電気(紐ひっぱるやつ)を消す」。こんなのでも頼めば真剣にやって満足そうだ。
まあ心配も多いけど、なんとかなるだろうと思う。
遊び疲れてソファにもたれたままピクリとも動かず1時間以上寝ていた。疲れないのだろうか。私だったら体中痛くなる
新しい車を取りにいったりバタバタしてたら月誕生日に書くのを忘れてしまった。
2歳3カ月になったちゅう太は毎日叱られてばかりで我が子ながらかわいそうである。ちゅう太も悪いがこの蒸し暑さが悪い。ためしにエアコンつけてみたらとても快適であまり叱らずに済んだ。でも散歩や買い物など暑い中移動しなきゃいけないときはちゅう太のわがまま(勝手に走り出すかもう歩けないと座りこむ)にブチ切れてばかりだ。早く秋になってほしい。
ここんとこずっとイライラするし人と会っても落ち込むばかりなので(私が)、外出は最低限(motherクラブと親子教室とスイミング)に絞って、用のない日はなるべく家にいた。暑ければビニールプール、雨ならテレビとDVDざんまい。するとちゅう太がどんどん悪い子になっていく。触っちゃいけないと知っているものをわざと触り、紙を与えたのに壁に落書きし、ごはんだよと言えば「いりゃないのー、おやつたべりゅのー」で際限なくおやつを欲し、パンツをはけと言えば「ぱんついやー」なんとかはかせたパンツを自力で脱ぎ捨てリビングや廊下で大小排泄、叱るとテーブルの上の物を投げ落とし、拾いなさいと叱られるともっと投げ落とし、もっと叱られるとわんわん泣いて、しばらくたつと急に落ちたものを拾い集めて「いいこー」と自分をほめるのであった(必ずちゅう太のほうから折れてくるのは偉いと思う)。
昨日はほんと頭に来て、車を取りに行く道中ずっとちゅう太と口をきかなかったが、帰途新しい車に乗ったら嬉しくてつい機嫌が直ってしまった(私の)。それで夜ちゅう太が寝てから久々に松田道雄の育児の百科(産前産後のバイブルだったが、ちゅう太が動き回るようになったら本読むどころじゃなかった)の2歳以降の項をじっくり読んでみたら、最近の私の育児態度は最悪だったということがよーくわかったので反省し明日からは叱らないようにしようと思い、ついでにやっぱりもうちゅう太のエネルギーは家庭内には収まりきらないから(実際家では悪行三昧だが、祖父母宅や育児広場に行くと良い子になる)来年になったら幼稚園に入れてしまおうと決意した(松田先生が2歳以降の集団生活の利点について熱く熱く述べているので)。
普通は私立(3年保育)に入れるのが再来年から、公立(2年保育)だと3年後だけど、私立の中には満3歳になった日から入れるとこがある(満2歳からのとこもあるけどそれだと専業主婦のくせに5年保育で預けることになってしまうのでさすがに気がひける)。幼稚園に入るとまたそれはそれで苦手なこと(ママ友関係に加えてクラスの役員とか)にぶち当たりそうだが、現状打破の代償なら仕方ない。苦手ながら以前より1ミリくらいは対人スキルがアップした気もする(少なくとも、あのときはああ言えば良かったという正解に後から気づくことができる)。
月誕生日の記録なのに自分のことばかり書いてしまった。最後にちゅう太のことも少し書く。
先週は長靴で出かけたらやたら泣くので何かと思ったら、ひどい靴ずれができていた。15cmの靴がもう履けなくなってしまいびっくり。まだ買ってから3か月経ってないというのに。体重は据え置きでどんどんでかくなる。
また口が達者になり、夫が何か(ちゅう太の食べられないものを)食べていると「おいしーでしゅか?」と聞いたり、私に言われることを先に言い(つまみ食いしながら「もうすぐごはんだからー」、棒で壁を叩きながら「うるさーい」)、目についたものを端から「せいかいは、ありさんでしたー」「こたえは、ぞうさんでしたー」とクイズ形式で紹介し、cat chat(BS-TBSの幼児向け英語番組)を見て発音をリピート(are you ok? を「はろーけー?」とか言っている)。少し前から就寝前に電気消してから昔話をしてやるようにしたら、気に入ってやたらと「ももたろしょっか(桃太郎の話しようか)」などと催促する。桃太郎の絵本は見たことがないが、話だけでどんなイメージを思い描いているんだろうか。
よくしゃべるもんだから物事がかなりわかっているのだな、とつい錯覚してしまい、こちらの要求レベルも高くなってしまうのだが、所詮ただのひとまね2歳児、実は何にもわかってなかったりするので真に受けるとバカを見る(これがイライラの元だ)。気をつけたい。
「見立て」のはじまり。床の木目を見て「らいおん」と言った
描いたあと少したってから「おしゃかなしゃん」と言ったので、魚の絵らしい
2歳2カ月になったちゅう太の気持ちがなかなか複雑である。イタズラや危険行為を叱りまくったせいか、「ダメ」とかしつけ的な言葉に過剰反応するようになり、絵本の中に「だめだよ」「ごめんなさい」とかの言葉が出てくる前に(もう覚えてるので)本を閉じてしまうし(それが出てくる前まではニコニコ聞いている)、ひとりじめばかりして嫌われてたこぐまが反省する絵本では、ラスト1ページの「みんなであそぶとたのしいね」を読もうとすると全力で拒否する。私や夫が「みんなで…」と言いかけると首をプルプル振って情けない顔で「おしまい~」と訴える。でも少したつと自分でページを開いて「みんなであしょぶとたのしーねっ」と元気よく読んだりしているのでよくわからない。
「魔の2歳児」というやつはもうはじまっているようで、じぶん!じぶん!と主張することに私が手出ししようとすると(歯みがきとかおむつはくとか)怒るし(そのわりに自分ひとりではできない)座りこんで言うこと聞かなくなるが、ほっとけばなんで怒ってたのか自分でも忘れてしまい笑いだすので、楽なほうだと思う。よその2歳児はもっと大変そうだ。それともこれからもっとひどくなるんだろうか。
自分でうまくやりたい気持ちが強すぎて、ちょっとでもひっかかると(ブロックがうまくつなげないとかフォークに刺した芋が落ちたとか)「あっできないよ~」と情けない声を出す。それもほっとけば自分で何とかやりとげている。
数日前から突然でんぐり返しができるようになった。母子手帳を見ると5歳のページに「でんぐりがえしができますか?」とあるので、天才なのかしらと話し合う。水泳の上達ぶりもめざましいし体格にも恵まれているし、運動の方面に伸ばしてやるべきかと親バカドリームを思ったりするが、今からそんなに習い事増やすと大変だ(私が)。でんぐりがえしとソファからのジャンプで大喜びの安上がり時代をもう少し楽しむべきだろう。まだ先は長い。
ちゅう太は私がパソコンに向かっているのが最も許せないらしい。炊事洗濯掃除の最中にはわりとおとなしく私のしてることを観察したり、一人で遊んだりしているが、ちゅう太の好きなテレビの時間だからと思ってメールなど書いていると、「よむのー」と絵本を押しつけてくる。そもそもこの絵本好きも、私が絵本の要求ならどんなときでも比較的応えるようにしてきたからかもしれない。絵本中毒は愛情の渇えから来たものだったか。子どもは勝手にしたいことをしているように見えても、実は親の無意識の意向に動かされているのだなと思うと恐ろしい。
トイレトレはやはり一進一退。素直にするときもあれば、私の命令は聞かないと決めているようなときもあり(トイレから降りてわざわざ床で出したり)、私もめんどくさくて一日おむつでほっとくときもある。まあそのうち勝手に自分でうまくやるようになるだろうと思う。今までも何でもそうだったし。今うちの中で一番きれいなのは(一日5回は除菌スプレーで磨かれている)トイレの床です。
神社そして白装束
(2枚の写真に関連性はありません)
先週はじじばば週間でした。3人で上野の博物館に行ったあと夫実家に行き(義母しかいなかったが)さんざ大騒ぎして食い荒らして帰ったあと、1日置いて今度はちゅう太とふたりで私実家へ泊まりに行った。3月にも行ったばかりだというのに。私実家に行くのは例年だと盆と正月だけ、あとは年1回くらい親が茨城まで来るってかんじだったのだが、今年は(年末年始に入院してた)父の様子見に少し多めに里帰りしている。
父はもう完全に復活していて(服薬と通院はしてるが)朝から畑仕事に精を出していた。さすが入院中こっそり帰宅してたまねぎの苗を植えた(そして医者に叱られた)男である(not農家。趣味園芸)。
今回はじめて畑に連れてってもらったちゅう太は、勝手にじいちゃんの手伝いをしたり、ひとりで道路に歩いて出てしまったり、ばあちゃんに甘えてバナナを日に3本も食べたりと好き放題に過ごした。
朝は6時半に起きてさんぽ!さんぽ!と騒ぐので、私が子供のころ遊んだ神社(写真1)に連れてったら、昔はすごく楽しいところだった気がするんだけど、今見たらちっぽけなおんぼろ神社のまわりに遊具がポツンとあるだけの、大きな蟻の巣だらけの、だれもいない(早朝だからか)、さびしいところだった。でもちゅう太は喜んでほこりっぽい遊具に乗ったり蟻を追ったりしていた。
写真2は、私の母が作ったネルのねまきを着たちゅう太。作務衣みたいな形で、寺の小僧か何かのようだ(写真では正座して何か修行でもしているようだが、絵本を読んでるだけである)。
夫実家は都心で博物館や美術館やアンパンマンショップやおいしいお店が近くにあり、私実家は田舎で畑や里山や馬場や小川が近くにある。真逆なのでどちらもそれぞれに楽しく、ちゅう太にとっては良い環境だ。
ちゅう太はどっちの家でも「おじーちゃ!おばーちゃ!」と叫びながら相手を追い回し甘えて要求を通す。じじばばは(私と違って)惜しみなく食べ物を与えてくれ褒めそやし構ってくれるので、ちゅう太は完全に調子に乗って、もうお腹いっぱいのくせに(たくさん食べるとウケるもんだから)さらにおかわりを要求し、それをずーーーっと口の中でもぐもぐしたあげく飲み込めなくて手のひらに出し、それを「はい」と私に手渡してくる。私の所に来るのはそういうときくらいで、あとはほとんどじじばばのところか、家の内外で何かイタズラしているかだった。夜も、いつもなら私と寝るのがうれしくてちゅう太のほうから「ねる!」と腕をひっぱるくらいなのに、実家では寝室に去ろうとするじじばばを(私そっちのけで)泣いて引き止めたりして、なんだこいつと思った。
今日も(もう茨城に帰って来た)時々「おじーちゃ…」などとつぶやいているので、ああおじいちゃんを思い出しているのだなと思ってると、途中から「おじーちゃ、まごをよんで、うんしょこらしょ」と『おおきなかぶ』の話になっている。そしてまたママべったりの甘ったれちゅう太に戻った。本当に調子のいい、そのときに最も自分が得する方法を知っている奴だ。